【岡山県玉野市】泊まれば競輪が好きになる!? ワーケーションにもぴったりな「KEIRIN HOTEL 10」
出張で全国を飛びまわっている旅色LIKESライター・&ヨシカです。1月の記事で倉敷市に滞在した様子をレポートしましたが、今回も同じ岡山県でワーケーションをしてきました。宿泊したのは玉野市にある「KEIRIN HOTEL 10」。競輪場併設のホテルで、競輪に触れられるスポットやグッズ、ポップな外観・内観に思わず心つかまれてしまいました。
目次
競輪×かわいいの融合!? ワクワクが止まらないホテル
併設の玉野競輪場を横目に進むと見えてくるのがカラフルな外観。外観も含め、ホテル内の配色は競輪の枠カラー(各選手を見分けるための色)と同じだそう。エントランスやフロントには競輪場で使われていたシートや看板をリメイクしたインテリアが置かれています。まだ部屋に入っていないのにすでにワクワク要素が多く、なかなか足が進みませんでした!
今回宿泊したのは7階の「オーシャンバンクビュー ツイン・テラス付き」というお部屋。その名の通り、窓の外から美しい瀬戸内海が一望できます。また、外のテラスからは競輪場が上から見渡せ、7階でも選手の息遣いが聞こえることにも驚かされました。
このお部屋はベッドライナー(ベッドの足元部分にかけられている細長い布)や、ベンサン(便所サンダル/このホテルではスリッパ代わりに使います)などの装飾は「7」の枠カラーにそろえてオレンジ色。細かいところまで競輪を感じさせてくれるだけでなく、ポップな色づかいに魅了されます。
なんと、この日は最上階に2部屋しかないセミスイートルームを特別に見せていただきました。わたしが宿泊する7階からひとつ上がっただけなのに、バンクや瀬戸内海の見え方も違うような気が。また、7階の部屋は18平米なのに対し、このお部屋は63平米。広々としたスペースの中に自転車のパーツを使った照明や、競輪場で使われていたサインなどがインテリアとして使われています。バスルームからもバンクと瀬戸内海を見られます。東側にあるセミスイートルームからは天気が良ければ日の出も見ることができるそう。いつかここでも泊まってみたいです。
競輪を身近に感じられる館内
KEIRIN HOTEL 10は、玉野競輪場でレースがある際には選手も宿泊するそうで大浴場は選手専用。レースがない時には宿泊者が大浴場と小浴場(男女別)を利用できます。平日は出張の男性、土曜日は旅行の女性が宿泊することが多いとのこと。わたしの宿泊した土曜は大浴場が女風呂だったため広々とした浴槽とサウナでゆっくり過ごすことができました。
大浴場入口にはかつて競輪場にあった公式キャラクター「ガッツ玉ちゃん」の看板があるのですが、これ以外にもフロア内には競輪を身近に感じられる設備がたくさんあります。たとえば、客室と同じく、各フロアは枠カラーで彩られていたり、館内説明表記には競輪選手に見立てたピクトグラムがあったり……。これらを探しているだけでもなんだか楽しくなってきます。玉野競輪場オリジナルグッズも購入できるショップもありましたよ。
せっかくなので、競輪に初挑戦!
ホテル内には競輪の魅力を発信している「KEIRIN GALLERY」も。ここにはかつての玉野競輪場や競輪の豆知識、自転車を作る人々にフォーカスした展示などがあります。この日は福岡県久留米市や神奈川県川崎市でナイターが開催されていたため、ギャラリー奥のレストラン「FORQ」から車券場へ向かい場外車券が購入できたのでチャレンジしてみることに! スタッフさんに教えてもらいながらマークシートを記入後、客室のテレビで観戦。なんと、少しだけ当たったので車券場に戻り換金しちゃいました。いままであまり触れる機会がなかった競輪でも、こんな形で体験できるのは貴重でした。
競輪場を見ながら朝食&テレワーク、チェックアウト後はビーチピクニックへ
朝食はFORQで、季節のスムージーや自分で作る「たまご鯛めし」などがいただけます。なんとこのレストランは競輪場の観覧席の手前にあるんです! また、朝食メニューの中からクラムチャウダーとフレンチトーストはテイクアウト可能。部屋に戻り、テラスで競輪場と瀬戸内海を眺めながら仕事をしましたよ。こんな素敵な環境でのワーケーション、幸せすぎます……。
チェックアウト後には「おでかけレモンセット」を購入して、ホテルから徒歩10分ほどの日の出海岸でビーチピクニック。フロントでブランケットも借りてのんびり過ごしました。この海岸は夏になると人気のBBQスポットとしてにぎわうそうですが、この日はお散歩に来る人くらい。近くには廃材アートのある日の出公園もありました。
おわりに
競輪場に隣接したホテル、ということで興味が湧き宿泊したホテルでしたが、エンタメ要素が豊富でおこもりやワーケーションにぴったりなホテルだということを体感できました。館内のレストランは朝食以外の時間帯は宿泊者でなくても利用できるので、ランチやカフェタイムに訪れて日帰りテレワークをするだけでも楽しそう。また、競輪開催期間中は目の前でレースが見られるし、ほかの競輪場の試合も車券を買えるので、その傍らで仕事するのも良いかも。さらに、ホテルではSUPや備前焼体験などのアクティビティも用意されているので、それらを予定に組み込んでも楽しそう……。近くにあったら毎日でもここで仕事したい! と思わされたホテルでした。少し足を延ばせば1月の記事で紹介した王子ヶ岳にも行けることがわかったので、瀬戸内海の自然やアートにも触れる旅の拠点にもできそう。次に来たときはどんなワーケーションをしようかな、と想像が膨らむばかりです。
◆KEIRIN HOTEL 10
住所:岡山県玉野市築港5-18-3
電話:0863-31-0555
営業時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~10:00