《埼玉編》
歌舞伎で知られる秩父・小鹿野で、明治時代から続く老舗の旅館。アンティークの小物が懐かしいレトロな雰囲気に癒される。部屋でゆったり味わえる夕食は、地元の素材を使った女将こだわりの優しい味付け。旅館名物の「上州牛しゃぶしゃぶ」や「いのしし鍋」など、滋味あふれる料理が満喫できる。利き酒のサービスもあるので、食事と一緒に愉しみたい。朝食は、「虹鱒の甘露煮」と「原木しいたけの陶板焼き」が絶品だ。
旅の目的は人それぞれですが、食事が目当ての旅も楽しいですね。鱧やカニなど、その時季に旬を迎える魚介や、筍や松茸などの山の幸など、その土地でいただく名物の旬の味覚は、ほかでは得難いものです。また、熟練の料理人が腕を振るった見た目も美しい会席料理や、名シェフが素材からこだわって仕上げた芸術品のようなひと皿など、一度は食べてみたいと思う料理はたくさん。プライベートな空間で、そんな美食を存分に堪能しましょう。