《東海編》
2016年7月オープンの「小川屋別館 ゆらぎ」。人気デザイナーのBazik滝澤氏がデザインした館内は、北欧と和が融合したお洒落な空間だ。下呂温泉の源泉掛け流しの湯を堪能できる「ゆらぎ」の7つの貸切風呂は、坪庭付きの半露天風呂や飛騨川に面するテラス付きの風呂など、寛げる湯処が揃う。川のせせらぎやカジカガエルの声に耳を傾け、四季折々の風情を味わうのもいい。また、本館地下1階にある「畳風呂」は、日本文化の“畳と温泉”が融合した約100帖の湯処で、「小川屋」の自慢。
女性のなかには、自家用車を持っていない、運転免許を持っていないという理由でひとり旅に躊躇している人がいるかもしれません。鉄道でのアクセスがよい、もしくは送迎サービスのある宿を選び、あまり外に出かけずゆっくり過ごすなら、車なしでも全く問題ありません。また、「人が少ない場所だと女性一人の宿泊は不安」という人は、日帰りはいかがでしょう。食事と入浴がセットになっている温泉日帰りプランも増えています。
奥飛騨の緑豊かな山間に佇む、澄んだ空気が印象的な「寛ぎの舎 游」。豊富にあふれる新平湯温泉が宿の自慢。落ち着いた雰囲気の内湯のほか、露天風呂もあり、満点の星空を眺めながら静かに湯浴みを愉しむひと時はまさに至福。夕食は、上質な飛騨牛を使った焼肉やしゃぶしゃぶが味わえる郷土料理が並ぶ。季節の素材を盛り込んだ逸品ぞろいで、優雅な気分を味わえるだろう。その一方、館内にはところどころにかわいらしい小物が飾られ、心和ませる。そんな細やかなもてなしの心がうれしい。