近年、おひとり様歓迎の宿も増えており、ジワジワ来ているひとり旅。お風呂に入る時間も回数も、好きなように決められる気ままさは、この上ない開放感。全室離れなど客室数が少ない静寂のなかで、ひとりの時間を堪能しましょう。秘境の宿でデジタルデトックスをしたり、バーのある宿でゆっくり夜を過ごすのも◎。普段はひとりだと勇気がいるバーも、ホテル内の施設ならハードルが下がります。
仕事に追われる毎日、せっかくの休みはたっぷりと癒やされたい……。そんな時は貸切風呂がおすすめです。ちょっぴり特別なイメージがある貸切風呂ですが、さまざまなタイプがあります。旅のシーンにマッチした貸切風呂で、のんびりリフレッシュしてみませんか。
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Pick up1
山形県 / 上山市
開湯560余年の歴史を誇る健康と美肌の湯を堪能
江戸時代に宿場町として栄え、古くから多くの人でにぎわってきた、かみのやま温泉にある老舗宿「果実の山 あづま屋」。御影石と檜を使用した2種類の貸切風呂は、広々とした空間で源泉掛け流しの湯が愉しめる。そのほかにも展望大浴場や露天風呂があり夕刻、夜、朝焼け時に見られる絶景は見逃せない。シーンに合わせて選べる客室は、露天風呂を備えた部屋など全13タイプを用意。夕食は全国にその名を誇る「米沢牛」と、厳選された「山形牛」を心ゆくまでいただこう。
近年、おひとり様歓迎の宿も増えており、ジワジワ来ているひとり旅。お風呂に入る時間も回数も、好きなように決められる気ままさは、この上ない開放感。全室離れなど客室数が少ない静寂のなかで、ひとりの時間を堪能しましょう。秘境の宿でデジタルデトックスをしたり、バーのある宿でゆっくり夜を過ごすのも◎。普段はひとりだと勇気がいるバーも、ホテル内の施設ならハードルが下がります。
旅の宿でのふたりきりの湯浴みは、濃密な時間が流れる非日常の時間。そんなひとときを過ごすには、2つの選択肢があります。ひとつは露天風呂付き客室という選択。そしてもうひとつが、貸切風呂の利用です。一般的に貸切風呂は客室風呂よりも広く、宿によっては絶景を眺める湯処もあり、贅沢な湯浴みが楽しめます。一方、入浴時間が決まっていたり、予約が必要だったりするので、事前の確認を。
3秒先の行動が予測不能な子どもが一緒でも、貸切風呂なら周りの人に気をつかうことなく湯浴みを楽しめます。家族揃ってのお風呂は、子どもにとっても大人にとっても心に残るすてきな思い出になりそうですね。近年は、広めの湯殿や、専用の湯上がりラウンジが付いた湯処、バリアフリーの貸切風呂など、さまざまな施設が登場してきています。家族の旅のシーンに合わせて選びましょう。
貸切風呂と家族風呂の違いについて、疑問に思ったことはありませんか。 実はどちらも同じ意味なのだそう。関東では“貸切風呂”、関西では“家族風呂” といわれることが多いのだとか。また、昔ながらの宿で多い“混浴”は、現在の旅館業法では適用外のため新設できず、数が減っているんです。とはいえ、混浴にも名湯が多いので、日本の文化として楽しむのもいいかもしれませんね。
貸切風呂と家族風呂の違いについて、疑問に思ったことはありませんか。 実はどちらも同じ意味なのだそう。関東では“貸切風呂”、関西では“家族風呂” といわれることが多いのだとか。また、昔ながらの宿で多い“混浴”は、現在の旅館業法では適用外のため新設できず、数が減っているんです。とはいえ、混浴にも名湯が多いので、日本の文化として楽しむのもいいかもしれませんね。
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オーシャンビューやリバービュー、雄大な山々の眺望などロケーションの良い湯宿のなかには、絶景を望む場所に貸切風呂を設置する施設も数多くあります。海を茜色に染める夕日を眺めたり、満天の星を見上げたりしながらの湯浴みは、言葉を失うほどロマンチック。絶景に加え、潮騒や川のせせらぎに耳を傾けたり、さわやかな風を感じたりできるのも魅力です。そんな絶景を楽しむ貸切露天風呂で、心身ともにリフレッシュしてみませんか。
岐阜県 / 下呂市
下呂温泉「小川屋」が提案する“新たな旅館のカタチ”
2016年7月オープンの「小川屋別館 ゆらぎ」。人気デザイナーのBazik滝澤氏がデザインした館内は、北欧と和が融合したお洒落な空間だ。下呂温泉の源泉掛け流しの湯を堪能できる「ゆらぎ」の7つの貸切風呂は、坪庭付きの半露天風呂や飛騨川に面するテラス付きの風呂など、寛げる湯処が揃う。川のせせらぎやカジカガエルの声に耳を傾け、四季折々の風情を味わうのもいい。また、本館地下1階にある「畳風呂」は、日本文化の“畳と温泉”が融合した約100帖の湯処で、「小川屋」の自慢。
京都府 / 与謝郡
「名湯百選」の奥伊根温泉を客室で海を見ながら堪能
丹後半島から絶景の日本海を眺望する、奥伊根温泉の湯宿。全室が天然温泉掛け流しの露天風呂付きで、湯けむりの向こうに海を見渡しながらプライベートな湯浴みを堪能できる。pH8.40の自家掘りの奥伊根温泉は、客室の露天風呂や大浴場でも昼夜を問わず堪能でき、しっとりすべすべの湯が心身を癒してくれる。食事は、丹後の旬の味覚を盛り込んだ会席料理を部屋食でいただける。日本海で水揚げされた旬の海鮮や、四季折々の京野菜を贅沢に盛り込んだ、丹後ならではの旬の味わいに舌鼓を打とう。
大分県 / 由布市
美しい里山の風景が広がる敷地に点在する離れの宿
湯布院の奥まった高台にある、全13棟の離れの宿(うち2棟は、2019年8月6日オープン)。4,500坪の広大な敷地に、それぞれ趣向が異なる離れが点在する。敷地内に8カ所ある湯処もすべて貸切で、宿と同じく完全プライベートな空間だ。なかでも「貸切大露天風呂」は、由布岳を眺望する贅沢な湯浴みが堪能できる。食事は、旬の地産野菜や大分和牛、魚を盛り込んだ、盛り付けも美しい料理の数々が並ぶ。大地の恵みをいただき、美しい里山の景色に癒される、贅沢なひとときを送ってみては。
千葉県 / 鴨川市
鴨川のオーシャンリゾートで癒される贅沢な時間
都心からわずか2時間ほどでアクセスできる、鴨川温泉のシーサイドリゾート。すべての客室から鴨川の空と海の大パノラマを望むことができ、旅のスタイルやシーンに合わせて選べる5タイプの部屋が揃う。なかでも、バルコニー越しに海を望む半露天風呂付きの「プレミアムルーム」や、和洋の趣が融合した「和モダンスイート」が人気だ。ゆったりと静かな時間が流れる贅沢な空間で、癒しのひとときを過ごしてみては。
絶景露天風呂のある貸切風呂をエリア別で探す
近年では、湯処にさまざまな趣向を凝らした施設も増えてきています。貸切風呂を複数備え、檜の風呂や壺風呂、岩風呂などと、それぞれ趣の異なる湯船を取り揃えている湯宿もあるので、宿の中で湯めぐりするのもまた楽しそうですね。また、サウナやジャグジー、岩盤浴といったスパ施設や、専用の湯上がりラウンジを設けている施設もあります。興味のある湯宿を探して、“命の洗濯”をする湯浴み三昧の旅に出かけましょう。
静岡県 / 賀茂郡
伊豆七島を一望して立つ新鮮魚介料理が自慢の湯宿
2022年10月にリニューアルした、伊豆・稲取温泉に立つ「浜の湯」。創業以来、“食べるお宿”をコンセプトとし、伊豆らしい豪華な海鮮料理を豊富に揃える。また、最大のもてなしは、大パノラマのオーシャンビューが織り成す自然の名画。なかでも、日の出、月の出の風景は圧巻だ。最上階8階に広がる浴場施設では、絶景とともに16の湯船を堪能できる。プライベートな空間で、ミストサウナや露天風呂を独占できるスパの利用もおすすめだ。海を五感で感じながら、贅沢な時を満喫しよう。
京都府 / 宮津市
日本三景のひとつ「天橋立」を望む高台の宿
京都北部・丹後の山頂にしっとりと佇む由緒ある民芸風数奇屋造りの「玄妙庵」は、豊かな緑や海が間近に感じられ、木の温もりが伝わるロビーや客室からは日本三景として有名な「天橋立」や宮津湾が見渡せる。室町時代が起源の歴史をもつ純和風の館内は、静寂と柔和な雰囲気で癒される空間だ。客室は、「天橋立眺望和室」が14部屋、「宮津湾眺望和室」が3部屋の全17室。食事や観光以外はゆっくりと過ごしたくなる居心地の良さで、畳に寝転びながら、窓からのパノラマビューを眺めたい。
栃木県 / 日光市
鬼怒川と男鹿川の峡谷に抱かれるように佇む温泉宿
鬼怒川と男鹿川が合流する峡谷に抱かれるように佇む、大正15年創業の宿。トレインビューの抜群のロケーションが魅力で、夜は「銀河鉄道の夜」のような幻想的な雰囲気に。川辺にせり出すように造られた露天風呂、大窓から絶景を望む大浴場、内湯と露天風呂からなる貸切風呂(有料)、ゆったり癒される足湯など、“湯けむりの里”の名にふさわしい、豊富な湯処を備える。地元の旬素材を集めた会席膳も絶品だ。また、2015年3月にリニューアルオープンし、より快適な空間に生まれ変わった。
静岡県 / 伊豆市
極彩色の絢爛な宿で過ごす極上な非日常
映画、TV、舞台の制作をしてきた美術デザイナーたちが設計した、見たこともないような絢爛で独創的な宿。色も間取りもコンセプトも異なる個性豊かな8室には、訪れた人を愉しませる工夫がちりばめられている。半露天風呂、檜風呂、岩風呂の大浴場と3つある風呂はすべて貸し切りが可能で、ひとり占めできる。食事は自家製無農薬野菜と地元食材の「伊豆牛」や山の恵み・海の幸をふんだんに使用した料理を堪能しよう。非日常という言葉がぴったりな、極彩色豊かで雅な世界に浸りたい。
お風呂が充実した貸切風呂をエリア別で探す
お泊りでの旅がちょっと難しいような時でも、日帰り入浴ができる近場の温泉や入浴施設の貸切風呂を利用すれば、温泉旅気分を楽しむことができます。カップルの温泉デートや、家族でのちょっとしたレジャーにもおすすめです。貸切風呂は、時間制での利用が一般的ですが、なかには時間制限のない施設も。また、湯処だけではなく、湯上がりにゆっくり休める個室がある施設も登場しています。日帰りの貸切風呂で、温泉気分を味わってみては。
熊本県 / 阿蘇郡
昔懐かしい雰囲気の温泉旅館のなかで湯めぐりを満喫
黒川温泉の中心部に佇むレトロな雰囲気の旅館。オーナーは、黒川温泉街名物「入湯手形」仕掛け人のひとりだ。館内には11種類の貸切風呂、大浴場、露天風呂など、ひとつの宿で湯めぐりを叶える多種多様な湯処が。お湯はもちろん源泉掛け流し。食事は、女将さん考案の献立を用意。素材の持ち味を存分に活かしたシンプルで美味しい家庭の味わいと評判だ。客室は、本館に和室9室、別館に露天風呂付きの客室3室。ひとり旅や女子旅、カップルや夫婦などさまざまな人が癒しを求めて訪れる極上の湯宿だ。
熊本県 / 阿蘇郡
黒川温泉の伝統とともに歩む創業約120年の老舗湯宿
熊本県・黒川温泉に佇む老舗湯宿。明治期に創業し、黒川温泉の発展とともに約120年もの歴史を刻んできた。宿の自慢は、館内に5カ所ある湯めぐりも愉しめる湯殿。三代目館主自らが手掘りで造り上げた「洞窟風呂」もそのひとつで、黒川温泉の名物にもなっている。客室は、昔から変わらぬ趣ある和の空間だ。窓からは、川のせせらぎを聞きながら、四季折々の景色を愉しめる。食事は囲炉裏端でいただく郷土料理。地元の旬食材に舌鼓を打ったら湯めぐりを愉しみ、心ゆるりと寛ぎたい。
兵庫県 / 豊岡市
城崎温泉最古の老舗鮮魚店がプロデュースする離れ宿
開湯1400余年の歴史を誇る城崎温泉にあり、6つの離れを備える「風月魚匠」。城崎温泉で創業60余年の老舗鮮魚店を営む仲買人でもある宿主が、長年の目利きで、市場にて厳選し直接競り落とした新鮮な日本海の幸を堪能できるのが魅力。なかでも、冬の味覚の王者・松葉カニは欠かせない逸品だ。客室は、専用風呂付きの和風平屋建ての離れ6室と、本館に4室あり、プライベートを重視した空間でゆったりと過ごせる。館内の貸切風呂も利用できるが、浴衣を着て城崎温泉の外湯を巡るのもおすすめ。
富山県 / 氷見市
ユニバーサルデザインの貸切露天風呂で空を見上げる
JR氷見駅から車で約13分、能越自動車道の氷見北ICから約5分、森を背にして立つユニバーサルデザインの上質な温泉宿だ。客室は2部屋それぞれに趣が違い、“美肌の湯”と呼ばれる天然温泉を、車椅子の方も入浴できる貸切露天風呂で愉しむことができる。また、サウナ発祥地フィンランドに伝わる樽型の「バレルサウナ」(要予約)があり、体を冷やすための水風呂は温泉成分を含むめずらしい井戸水を使用。露天風呂や大浴場も揃う。
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