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移住&Uターンの住人インタビュー 暮らし目線で見る宝塚

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都会と田舎の特徴を備え持つ宝塚市。住む人々は、どのような暮らしを送っているのでしょうか? お話をうかがったのは、宝塚市に家族で移住してきた平山さんと、Uターン就職で地元に戻ってきたという龍見さんのお二人。住宅街エリアと里山エリア、それぞれの視点から街の魅力を語っていただきました。

文/長谷川創介(Penseur)

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ミズタマ舎

ミズタマ舎

大阪府梅田の眼鏡店での勤務を経て、2013年に大阪府豊中市に器と生活雑貨のお店、ミズタマ舎をオープン。2021年9月に宝塚市の清荒神参道近くに移転し、家族で移住。店内には北は北海道、南は沖縄まで全国各地から、作家のストーリーを大切にしてセレクトされた器が揃うほか、オリジナルのアパレルや調味料でも人気を集めている。

ミズタマ舎
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ミズタマ舎

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ミズタマ舎を清荒神参道近くに移転するきっかけをくれたのは、市内で建築家として活動されている奥田達郎さんという方。「この商店街を若者が集まるスポットへ盛り上げていくために手伝ってくれませんか?」と誘っていただきました。兼ねてから店舗兼自宅にできる移転先を探しており、丁度良い物件も紹介してもらえたので、「それならば!」と決断しました。宝塚市は都会と田舎が混じり合う“とかいなか”。必要なものがすぐに手に入る都会の利便性がありながら、古き良き田舎の伝統も残っています。お隣とお醤油を貸し借りするようなご近所づきあいもあり、それまで大阪で誰が隣に住んでいるかも知らないような生活をしていた僕たち家族にとって、宝塚は新鮮で温かく暮らしやすい環境です。

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ミズタマ舎

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清荒神参道商店街は、阪急清荒神駅から清荒神清澄寺までの1㎞ほどの道のりにある商店街です。なかでも、ガラス張りの外装が目を引く「シチニア食堂」は大人気で、ほかにも雑貨や本を扱う「casimasi」、革製品をハンドメイドする「Before Dark」、コーヒーショップの「COFFEE STAND Wily」に「ASIAN COFFEE MARKET」などなど……、オシャレなお店がどんどん増えています。新しいお店に加えて、昔ながらのお土産物屋や定食屋も健在です。100軒以上のお店がズラリと並んでいるので、どのお店に入ったら良いか迷ってしまうほどだと思いますよ(笑)。
清荒神清澄寺へのお参りはもちろん、お散歩やデートに、ふらっと気軽に商店街を訪れてもらいたいです。買い物、食事、喫茶と1日たっぷり楽しめますよ!

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ミズタマ舎

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アーティストやクリエーターと、伝統ある歴史のミックスで、清荒神参道商店街には独自のカルチャーが生まれ始めています。その一環としてイベントにも力を入れており、以前に開催したのが「参道WEEKENDERS」です。通常は夕方に閉店するお店を夜まで開けるという趣旨なのですが、スタイリッシュなポスターを作成し、オリジナルの提灯も軒先にぶら下げて、まるで夜市のような盛り上がりで大盛況でした。イベントは今後も継続して開催していきたいと商店街全体で考えているので、ぜひチェックしてください!

[DATA]
ミズタマ舎
住所/兵庫県宝塚市清荒神4-17-5
電話/0797-26-8161
時間/10:30〜17:00
定休日/月曜日、第2日曜日

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宝塚にしたに里山ラボ

宝塚市の北部に位置する西谷地域で生まれ育ち、大学進学を機に上京。アメリカ留学などを経て、西谷地域にUターン。会社員として働きながら2017年に、宝塚にしたに里山ラボを立ち上げ。“里山西谷の魅力をつたえる・つなげる・ひろがる”を掲げ、子育て世代の若いメンバー構成で、イベント開催やレシピ集の発行などに取り組む。

宝塚にしたに里山ラボ
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宝塚にしたに里山ラボ

宝塚市と聞くと、宝塚歌劇を一番にイメージされる方が大半でしょう。しかし市内から30分も車を走らせれば、豊かな自然が広がっています。例えば西谷地域は全国屈指のダリア球根の生産地で、田んぼ2枚分の大きな花摘み園「宝塚ダリア園」が広がっています。「一般社団法人 宝塚にしたに里山ラボ」は、そんな里山の風景や美味しい農産物を通して西谷の魅力を伝えたいと活動しています。
私たちが運営する「宝塚自然の家」は、自然を満喫できる場です。広大なフィールドにアスレチックや料理ができる野外キッチンも充実しているので、ぜひ西谷の自然を体験しに来てください!

宝塚にしたに里山ラボ
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西谷ではすごく美味しいお米がとれるので、宝塚自然の家を会場に毎秋「ごはんフェス」というイベントを開催しています。新米を自然と遊びながら味わえるように、飯盒炊さん体験と藁を使った衣装作りといったワークショップなどを組み合わせているので、家族で楽しんでいただけますよ。また、西谷は人の手があまり加わっていないからこそ、星空がとてもキレイです。日が落ちてからも満喫してもらいたいと、夜の森を焚火やランタンで照らす幻想的なイベントも行っています。
西谷には古くから続く祭事も残っていて、宝山寺の「ケトロン祭」では装束を着た子どもたちが念仏を唱えながら境内へと歩いていく荘厳な光景が見られます。そんな伝統を楽しんでみるのも面白いのではないでしょうか。

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お米のほかにも、西谷には美味しい野菜がたくさんあります。特にオススメは太ねぎ。太くて長くて、とっても甘い味わいにきっと驚いてもらえると思います。地域の中心部にある「西谷夢市場」に行けば、採れたての野菜を購入していただけますよ。自宅で調理される際には、宝塚にしたに里山ラボが発行しているレシピ集のフリーペーパーをぜひ活用してください!
西谷は四季折々の景色も魅力なので、グルメと合わせて、ビュースポット巡りも楽しんでもらいたいですね。私のお気に入りは雄大なダム湖が広がる「千苅水源池」です。北岸にある「波豆(はず)八幡神社」から望んでみてはいかがでしょうか。指定重要有形文化財の歴史ある石造鳥居と一緒に、眺望を味わえますよ。

[DATA]
宝塚にしたに里山ラボ(宝塚自然の家)
住所/宝塚市大原野字松尾1
電話/0797-91-0303
時間/10:00〜16:00
定休日/月曜日、火曜日、水曜日 ※12月から2月は休所

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宝塚市の暮らしがもっと気になったら、インスタグラムの宝塚市公式アカウント(@takarazuka_city)をぜひご覧ください。市民はもちろん、宝塚が大好きな方たちが、自分の目線で写真を投稿しています。自分だけのとっておきの宝塚を探してみましょう。

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