「長崎ランタンフェスティバル」でドラマティックなひとときを
春節(中国の旧正月)の時期に毎年開催される長崎ランタンフェスティバルについて、旅色のファンコミュニティ「旅色LIKES」メンバーのかっきーさんがブログで教えてくれました。
目次
◆この記事を書いたメンバー
かっきーさん
一人旅(国内外)、カメラ、ドライブ、食べることが大好き! もっと知らない世界を見てみたい。 もっといろんな人に会って話してみたい。 もっといろんな食べ物を食べてみたい。 夢は自分の目で肌で耳で舌で世界中を体感すること! 熊本在住。熊本大好き!
長崎ランタンフェスティバルを紹介
こんにちは! かっきーです! 今回は長崎で中国の春節の時期に開催される長崎ランタンフェスティバルをご紹介します!
長崎ランタンフェスティバルは、毎年冬に長崎中華街をはじめとした長崎市内の数か所でランタンを灯し、春節をお祝いする祭りです。長崎市内に灯されるランタンの数はおよそ1万5,000個にものぼるそうで、冬の夜にきらめくランタンの灯りはとても幻想的で温かな気持ちになります。
このようなランタンの提灯のほか、長崎にゆかりのある人が中国の皇帝に扮し市内を練り歩く皇帝パレード、長崎の伝統芸能の一つでもある龍(じゃ)踊り、ほかにも中国雑技や二胡演奏など、毎日さまざまなイベントが開催されます。
こちらは龍踊りです。
それでは、ここからはそれぞれの会場を巡っていこうと思います。
①長崎新地中華街
まずは長崎新地中華街。ここでは頭上いっぱいに所狭しとランタンが装飾されます。
普段は比較的人通りが穏やかな長崎新地中華街もこの期間は一変、交通規制が行われるほどの賑わいになります。すぐ横を流れる川にもランタンが灯され、川に映る明かりがなんとも美しいです。
②湊公園
長崎新地中華街の隣にある湊公園にはメイン会場があり、ステージでは毎日さまざまな催し物が行われます。ステージ横にはたくさんの出店も並び、長崎ならではの角煮まんや、ここでしか食べることができないグルメを味わうことも楽しみのひとつ。ステージの反対側には、この会場の目玉となっている大きなランタンがそびえ立っています。
そして、その奥にはたくさんのカラフルなランタンが並ぶ一角があります。
ランタンの光に包まれるその空間は圧巻! 華美! 鮮麗! 言葉では言い尽くせないほどの感動があります。公園の一番奥には私おすすめのこんなフォトスポットも。
また、湊公園には豚の頭や子豚をたくさんお供えしてある祭壇もあります。
③中央公園
中央公園会場にも小さなステージや出店があり、湊公園のような賑わいがあります。大型のランタンも多数設置しており、見ごたえ満点です。
その中には動物や恐竜のランタンもあり、子供たちにも大人気です。
④浜町アーケード
長崎の繁華街にある浜町アーケードでは、アーケードの上にたくさんのランタンが灯されます。そして、浜町アーケードで一番のランタンスポットといえば月下老人(げっかろうじん)です。
月下老人は縁結びの神様と言われており、お守りの中に入っている2本の赤い糸のうち、一本は月下老人に結び、もう一本は肌身離さず持っていると、運命の人と結ばれると言われています。
⑤眼鏡橋
長崎の有名観光地である眼鏡橋にもたくさんのランタンが灯されます。こちらは眼鏡橋を流れる中島川にもランタンが浮かべられ、とても風情があります。
中島川の川沿いには、十二支それぞれの動物や金魚のランタンが並びます。
⑥孔子廟
孔子廟とは名前の通り「論語」で有名な孔子の遺品を納めたのが始まりで、中国清朝政府と華僑によって建造された日本で唯一の本格的中国様式の霊廟。つまり、この土地の所有権は中国政府が持っています。そのことから孔子廟は「パスポート無しで入れる中国」とも言われています。中にはたくさんの賢人像が立ち並び、荘厳な空間です。
また、孔子廟では「ながさき恋ランタン」というイベントが開催されており、祈縁の恋ランタンを奉納することもできます。
⑦番外編
長崎の町を歩けばたくさんの猫たちにも遭遇します。長崎の猫はお曲がり猫と言われ、しっぽの先が鍵のように曲がっています。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 長崎の夜を彩る長崎ランタンフェスティバル、実際に行ってみると、春節の高揚感や夜にきらめくランタンなど忘れられない夜になるはずです。
長崎には世界に誇る夜景や複数の世界遺産、オランダや中国などの異国情緒漂う街並みなど見どころ満点です! ぜひ長崎ランタンフェスティバルにお越しの際には、そのほかの観光地も一緒にお楽しみください。
2022年の長崎ランタンフェスティバルは
・イベントや出店は中止
・オブジェの設置はなく提灯のみ
・両公園会場は密防止の観点から装飾しない
・新地中華街・浜の町アーケードについては密防止の観点から一部装飾を間引き
・2023年長崎ランタンフェスティバル開催に向け、オンラインなどを活用したPRを行う
という、規模縮小での開催が発表されました。再び通常通りの開催となりましたら、足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、長崎ランタンフェスティバルをご紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました。