武雄市は、焼物作りが400年以上も継承されている陶芸の里。
国の史跡に指定されている小峠窯跡や大谷窯跡など、市内には数多くの古窯跡が残されています。
黒牟田や黒髪山(くろかみやま)など市内の各地域に焼物の工房があり、
土の風合いを活かした陶器や白くつややかな磁器など、個性豊かな作品が作られています。
作家の工房を訪ね、お気に入りのひとつを探して。
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緑豊かな山間にある黒牟田焼の工房で、2代目の丸田延親さんが民芸陶器を制作しています。土と釉薬が生み出す素朴な風合いが魅力で、お皿やお碗、酒器など、普段使いできる食器が揃っています。なかでも深い青色が丸田さんの作品の特徴。工房を訪ねた米倉さんは、ひとつひとつニュアンスの異なる作品のなかから、コバルトブルーの茶香炉をセレクトし、「なんとも言えないこの色が素敵ですね」とお土産に購入しました。
黒牟田焼 丸田宣政窯
住所/武雄市武内町真手野24767
電話/0954-27-2430
時間/9:00~17:00
定休日/なし
有田焼は、佐賀県有田町を中心に作られる磁器のこと。そうた窯では伝統の技法を用いながらも、現代の生活にも馴染む食器を制作しています。ロクロ目をあえて残すことでしっくりと手になじむフォルムに仕上げ、底に厚みをもたせて安定感を生み出すなど、細部にまで職人のこだわりが感じられます。ひと筆ひと筆手描きする文様は、古典柄をモダンにアレンジしたもの。深い藍色の濃淡で表現されたデザインは、うっとりするほどの美しさです。
そうた窯
住所/武雄市山内町大字宮野24089-1
電話/0954-45-6185
時間/8:30〜17:00
定休日/日曜日・祝日
全長23mもあり、一度に約12万個の湯飲みを焼成することができるとか。
一帯は公園になっており、電気ロクロや電気窯、ガス窯ほかを備えた工房が。
陶芸教室では湯飲みやマグカップ、お皿などを手作りできます。
飛龍窯
住所/武雄市武内町大字真手野24001-1
電話/0954-27-3383
時間/9:00~17:00(体験の最終受付は~16:00)
定休日/火曜日(祝日の場合翌日)
料金/ロクロ体験1,600円など