「出雲そば」は、冷たい「割子（わりご）そば」と温かい「釜揚げそば」に大分されますが、ここでは三段重ねの丸型漆器で提供される割子そばが味わえます。一段ごとの量は三口ほどですが、麺にしっかりとコシがあるので満足感も。もっと食べたい人向けに四段、五段など量を選択できます。あらかじめつゆが入った状態で提供されるので、しっかり混ぜることがおいしく食べるポイント。大根おろし、のり、わさびなどの薬味のほか、生姜と六味を混ぜて作った備え付けの調味料をかければピリッとした刺激も楽しめます。また出雲弁で炊き込みご飯を意味する「しょけめし」もおすすめ。

出雲のぜんざい発祥の店。「ぜんざい」とは元々、神在祭と呼ばれる神事の際に振舞われた「神在餅（じんざいもち）」が出雲弁で「ぜんざい」になったといわれています。人気No.1メニュー「出雲ぜんざい（温）」は、柔らかく煮込まれた大粒の小豆と、とろもち食感の白とピンクのお餅がベストマッチ。甘さのなかに程よい塩味が感じられ、ほっとする味わいです。また、“神が宿る草”といわれる薬草を使った数量限定の「まこもぜんざい」も。薬草として知られる「まこも」を豆乳と一緒に煮込み、マイルドな味わいに仕立てています。レトロな雰囲気の店内でゆったりした時間を過ごしましょう。

出雲大社から徒歩約8分の場所にあるお宿。館内には「素戔嗚尊（すさのおのみこと）」のレリーフや「出雲神楽面」などの装飾が施され、出雲の神話や伝統を感じられます。天然温泉の露天風呂付客室は57～112平米と広く、檜を使用した内風呂も檜が設置されたお部屋も。どの部屋も贅を尽くしたこだわりの空間で、旅の疲れを癒すゆったりとした時間が過ごせます。食事は日本海の海の幸を使った会席料理。日本酒発祥の地といわれる出雲の美酒とともに味わえます。