心地よさに耳をすまして
北海道
美唄(びばい)の
旅物語

Special Interview Rio Uchida
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  •  Contents
  • Special Interview 貫地谷しほり
  • 1泊2日のRefresh Trip 美唄市 [北海道]
  • 特集 日常を感じるまち、空知へ
  • 鈴井貴之さんインタビュー
  • 北、中、南のエリア別日帰り旅
  • 旅する食卓 ~ヨリコのお取り寄せ日記~ メロン
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Special Interview Shihori Kanjiya
高い演技力で、活躍の場を広げる貫地谷しほりさんは、役者としてキャリアを重ねる多忙な日々の中で、旅は心をデトックスする大切な時間だと言います。今回初めて訪れた北海道美唄市では、ほかでは出会えない風景や食に癒やされたよう。アート鑑賞と食べることが好き、という貫地谷さんに、1泊2日の旅を振り返ってもらいました。 撮影/村上未知 スタイリング/mick(KoaHole)
ヘアメイク/北 一騎 文/加藤和代

初めて訪れた美唄市の印象はいかがでしたか?

炭鉱で栄えたころの歴史に触れて、命がけの大変な仕事をされていたことを知りました。でもその跡地が、今は自然と一体化した美しい公園に生まれ変わっていて驚きました。炭鉱跡という時が止まった場所に緑が芽吹いていて、アート作品もあって。その新旧が同居している光景が面白くて、すごく好きだなと思いました。

「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」も、
自然豊かな街ならではのスポットでしたね。

のどかで、とても気持ちのいい場所でした。初めて安田侃さんの作品に触れたのですが、こんなに素敵な作品を作る方なんだって心が動かされましたし、緑の空間に作品が点在していて、東京ではまず見られない景色。学芸員の方の話では、芝生などは整えすぎず“自然のまま”に見えるよう手入れするのが安田侃さんのこだわりなのだとか。風景も含めて計算され尽くされているんですね。雪景色のころとか、ぜひまた違う季節に来たいです。

美術館で「こころを彫る授業」も体験されました。

石を彫るって、すごく難しいんですね。具体的なイメージを持たずに彫り始めましたが、少しずつ「こうしたい」という気持ちが湧いてきたのが不思議。静かな環境で無心で集中でき、とてもいい経験になりました。私が彫っていたザラザラの石が、展示作品のようにツルツルになるなんて信じられないです(笑)。

これまで何か作る体験をされたことは?

以前、友達と陶芸を体験したことがあります。でも薄いお皿を作るのは本当に難しくて、私には分厚いお皿しかできないと早々に気づいてしまいました。「こんな感じかな、じゃ次!」って、友達が1つ作っている間に、2つ3つ作りました(笑)。

ジャケット61,600円(saby|UTS PR 03-6427-1030)、ワンピース40,700円、リネンワイドパンツ33,000円(共にHAYAMA SUNDAY|https://hayamasunday.com)、ビーズネックレス16,500円(Folk/N|UTS PR 03-6427-1030)、磁器ピアス7,150円(AMOR|https://aikodama.com)、肩紐付きプリントトートバッグ1,650円、カラー軍手550円(共にVOIRY|VOIRY STORE 03-6451-0883)、ショルダーバック42,900円(OSOI|https://osoi.jp)、シューズ30,800円(YOAK|UTS PR 03-6427-1030)、ベンガラ染日傘マーブル柄24,200円(小宮商店|https://komiyakasa.jp)、ワークエプロン7,150円(20/80|UTS PR 03-6427-1030)
ほかスタイリスト私物

自分で手を動かすより、鑑賞する方がお好きなんですね。

アートに限らないのですが、作品の裏側にあるストーリーを考えたり知ったりすることが好きなんです。例えば映画でも「なぜこの作品を撮ったのか」とか、舞台を見たら「演出家はこれが言いたかったんだ」とか。理由や時代背景などが見える瞬間がすごく面白くて。「素敵!」とか、瞬間的に湧き出る感覚もとても大切にしているんですけど、興味を持ったらもっと知りたくなる。だからアートで言えば、自分自身が何かを作るより、観て深掘りしたい方かもしれません。

美唄ならではのグルメも楽しみました。

美唄焼き鳥は食べ応えがあっておいしかったです。お店のご主人から、昔は炭鉱で働く人たちが仕事の後、1日の締めに食べていたと教えていただきました。疲れた体に、ちょっと塩が効いた味わいはぴったりですよね。私は焼き鳥が大好きでプライベートでもよく食べに行きますが、1本にいろいろな部位のモツが刺さっている焼き鳥は初めて。違う味と食感が楽しめて、ビールが進みました。特に夏は最高ですね。

お土産もじっくり見ていましたね。

一番気になったのはお米です。美唄市は米どころだと聞いたので、お米が好きな私としてはぜひ家でも食べてみたいです。これまで特定の産地の食材を意識する機会といえば、秋田にいるお義母さんが、きりたんぽや山菜を送ってきてくれた時くらい。だから今回「美唄のアスパラは生でも食べられる」と聞いて、そんなに味が違うの!?って驚きました。アンテナショップで見つけたカラフルな乾燥野菜もいいですね。袋から出してそのまますぐ使えるのは便利です。あと、フロランタンがすごく好きなので、創業110年という長栄堂さんの「くるみフロランタン」はあとで食べるのが楽しみです。北海道は本当に何でも食べ物がおいしいですよね。

最近、旅に出る機会はありましたか?

最近はちょっとゆったり過ごさせてもらっていて、夫と一緒に海外旅行などもしました。旅は予定を詰め込むより、のんびりリフレッシュできる方が好きなんです。

旅での過ごし方にこだわりはありますか?

旅先での夕食は、必ず予約します。朝昼は行ってから決めればいいかなと思うのですが、夕食だけは絶対外したくないんです。むしろ、旅でおいしいご飯がなかったら、何を楽しみにすればいいの?って思うくらい大事なポイントです。お店を決める時に参考にしているのはマップの口コミ。よいことが書かれていると気になっちゃいますね。ほかの人が決めた旅先に行く時も、現地のおいしいお店は必ず調べます。でも見るサイトによっておすすめメニューが違ったりしますよね。だから複数の情報源を照らし合わせて、検証しながら決めています(笑)。

今後、どこへ旅に出たいですか?

海が好きなので、一日中浮かんでのんびり過ごしたいです。前にビーチリゾートに行き、東京に帰ってスマホを見ていたら、「先週よりも38%見ている時間が多くなっています」って表示されて。旅先では全然スマホを見ていなかったことに気づきました。心もデジタルもデトックスしてたんだなって。海外なら世界遺産があるところがいいですね。モルディブにはいつか必ず行ってみたいです。私は日光アレルギーなので、海ではラッシュガードを着て完全防備。ビキニ姿ばかりの南国ビーチでは悪目立ちしちゃうんですが(笑)。でも、浮いても浮かなくても、やっぱり海には行きたいですね。

パフスリーブワンピース19,800円(HeRIN.CYE|バロックジャパンリミテッド 03-6730-919)、ウール2WAYカーディガン20,900円(MEYAME|so chronicle Inc. 03-5486-8009)、トートバッグ3,300円(VOIRY|VOIRY STORE 03-6451-0883)、ショルダーバッグ38,500円(OSOI|https://osoi.jp )、シルバーピアス16,500円、パールチェーン2連ネックレス24,200円、シルバーバングル26,400円(すべてFolk/N|UTS PR 03-6427-1030)、ハット24,200円(Masakazu Furusawa|UTS PR 03-6427-1030)、サンダル10,230円(Teva|Deckers Japan 0120-710-844)、かわず張り刺繍チェック 晴雨兼用傘27,500円(小宮商店|https://komiyakasa.jp)、ほかスタイリスト私物

貫地谷しほり Shihori Kanjiya
貫地谷しほり Shihori Kanjiya
Profile
1985年12月12日生まれ、東京都出身。映画『スウィングガールズ』で注目を集め、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』で初主演。以降、映画、ドラマ、舞台、ナレーション、CMなど幅広い分野で活躍。2023年はNHKドラマ10『大奥』の加納久通役が話題になったほか、フランスのドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』(NHK総合ほか)日本語吹き替え版で主人公の声を演じ、第17回声優アワードの外国映画・ドラマ賞を受賞。6月30日公開の映画『オレンジ・ランプ』では和田正人とW主演を務め、若年性認知症と診断された夫を支える妻を演じる。