【青森から車で3時間】絶景や名産を楽しめるおでかけスポット20選

【青森から車で3時間】絶景や名産を楽しめるおでかけスポット20選

自然・絶景

2024/01/11更新

本州の最北である青森県。鉄道、バスなどの公共交通機関によって、県内・県外のいろいろな場所を巡ることができますが、レンタカーを借りなどで車による移動してみませんか? そうすれば、公共交通機関だと少し行きにくい、でも一度は訪れたい観光スポットへ足を運ぶことができるんです。そこで、今回は県内・県外を問わず、青森市街から車を使って3時間ほどで行けるおでかけスポットを20選紹介! 「電車やバスだとなかなか行きづらい……」という東北の名所をこの機会に巡ってみませんか。

青森県

下北半島

下北半島エリアは、青森市より3時間弱のドライブで到着します。県の北東に位置する“本州最北端”の半島です。日本三大霊山のひとつである恐山、マグロ漁で有名な大間崎に加え、下呂温泉、薬研温泉(やげんおんせん)などの温泉地もあるエリアです。

【下北半島】大間崎

大間マグロ丼

北海道が見える本州最北端の岬

津軽海峡を挟んで函館市汐首岬(しおくびみさき)まで約17.5kmの距離なので、晴れた日には北海道函館の五稜郭タワーが見える本州最北端の岬・大間崎(おおまざき)。近海で獲れるマグロは、上質で脂がのっており“大間のマグロ”として有名です。大間の漁師が一本釣りで釣り上げたおよそ440kgのマグロがモデルのモニュメントは記念撮影にぴったり。モニュメントと北海道の大地、雄大な津軽海峡の海を写真に収めましょう。
近くにはお土産屋や大間のマグロが味わえる食事処も。

【下北半島】霊場恐山

荒涼としたもの悲しさと、極楽浄土のような光景

滋賀県・比叡山(ひえいざん)、和歌山県・高野山(こうやさん)と並ぶ日本三大霊場のひとつとして知られる青森県下北半島の「霊場恐山(れいじょうおそれざん)」。地元では古くから「死ねば恐山に行く」と伝えられ、あの世に最も近い場所として知られています。そのため、故人の供養や想いを馳せる場所として日本各地から観光客が訪れるスポットとして有名です。荒涼としたもの悲しさを感じさせる岩場地帯、極楽浄土のような美しい湖「極楽浜」など、どこか浮世離れした光景が広がります。

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八戸・三沢・十和田

八戸・三沢・十和田エリアは、青森市より2時間以下のドライブで到着します。県の南西部に位置するエリアで、世界最大級の二重カルデラ湖の十和田湖や奥入瀬渓流の自然、その十和田湖への玄関口である三沢、そして八戸は、ウミネコの繁殖地である蕪島と、八戸港に上がる新鮮な海産物で有名なエリアです。

【八戸・三沢・十和田】星野リゾート 青森屋 元湯

源泉かけ流しの温泉はトロトロの肌ざわり

長年、三沢市民の憩いの場として親しまれている「星野リゾート 青森屋 元湯」。漁が盛んな青森県の港町は、朝風呂文化が根付いているため、朝から日帰り温泉を楽しむことができます。源泉かけ流しの温泉は、トロトロとした肌ざわりの泉質が特徴です。浴場の窓ガラスには伝統工芸品である「津軽びいどろ」を使用。さまざまな色合いのガラスに朝日が差し込む温泉は、どこか幻想的で、どこか懐かしいような雰囲気が感じられます。

【八戸・三沢・十和田】十和田湖(青森県)

美しい四季に彩られるカルデラ湖

秋田県と青森県の境界にある十和田火山(とわだかざん)の噴火によってできた、静かな湖面が美しいカルデラ湖。清流として知られる奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)の水源でもあります。周囲は約46kmと広大で、最大深度も約327mと日本の湖で3番目の深さ。東北地方の厳しい冬でも湖面が凍らないことから「神秘の湖」と呼ばれています。湖周辺にはブナの自然林が広がり、春は花々、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と1年を通して美しい四季が楽しめるのが魅力です。

【八戸・三沢・十和田】蕪島

国の天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地

八戸市・種差海岸(たねさしかいがん)の北部、ウミネコの繁殖地として1922(大正11)年に国の天然記念物に指定された「蕪島(かぶしま)」。ウミネコの繁殖の様子を観察することができる、国内でも珍しい場所です。毎年3月上旬、蕪島にウミネコがやってきて、4月頃に産卵。6月にヒナがかえり、8月頃に旅立っていきます。もとは完全な離島でしたが、1943(昭和18)年に埋め立てられて、現在は陸続き。島の頂上には、漁民の守り神として蕪島神社が海の安全を見守ります。

【八戸・三沢・十和田】奥入瀬渓流

川沿いの遊歩道から四季折々の美景を楽しむ

十和田湖から焼山まで約14km続く、特別名勝・国の天然記念物の「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」は、川に沿って遊歩道が整備されています。誰でも気軽に散策することができ、滝や清流、岩など見どころ満載です。春から夏は新緑の美しさにあふれ、木々の合間から降り注ぐ陽の光が、日々の喧騒を忘れさせてくれます。秋は紅葉が辺り一面を彩り、1年を通してさまざまな表情が楽しめるスポットです。自然がもたらすマイナスイオンを五感でたっぷり楽しみましょう。

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岩手県

盛岡・雫石・安比・八幡平

岩手県の盛岡・雫石(しずくいし)・安比(あっぴ)・八幡平(はちまんたい)エリアは、青森市より3時間弱のドライブで到着します。岩手県の北西側に位置し、盛岡は岩手山と北上川が織りなす自然の風景、雫石と安比、八幡平はスキーなどのウインターリゾート地やトレッキング、温泉地として有名なエリアです。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】小岩井農場

乗馬、バター作りなどのアクティビティが一日中楽しめる

岩手県の岩手山のふもとにある「小岩井農場」は、130年以上の歴史を誇る観光農場。およそ3,000ヘクタールもの広大な農場をガイド付きで案内するツアーをはじめ、農場ならではの乗馬体験や動物へのエサやり、バター作り教室、ファームトラクターライドなどのアトラクション・アクティビティで一日中楽しめます。また農場内には、国の重要文化財に指定されている21の歴史的建造物があり、見学も可能です。小岩井農場ならではのグルメも充実しています。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】盛岡八幡宮

人間生活根源の神を祀る古社

1062(康平5)年、前九年の役で源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が必勝武運を祈願して創建されたと伝わる「盛岡八幡宮」。同神社には、農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神・品陀和気命(ほんだわけのみこと)が祀られ、昔から地域の人々の信仰を集めてきました。1884(明治17)年の盛岡大火などの災害や、風雪被害により何度も社殿を再建。現在の社殿は、1997(平成9)年に建て直されたもので、色鮮やかな彫刻の施された朱塗りの大社殿が目を引きます。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】安比高原

“日本の森林浴の森100選”と“日本の星空百選”に選ばれたリゾート

広大なスキー場を中心に、さまざまなアクティビティ設備が満載のリゾートエリア「安比高原(あっぴこうげん)」。冬以外の季節はテニスやゴルフ、森林浴などが楽しめます。特に、日本の森林浴の森100選にも選ばれている「安比のブナの森」がおすすめ。マイナスイオンあふれる木々の中、神秘的な雰囲気を楽しんでみてください。また、ブナの森の中にある「中のまきば」は日本の星空百選に選ばれています。散策した後は牧場で、できたての牛乳やアイスを味わいましょう。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】安比温泉 白樺の湯

すっきりツルツルの温泉でリフレッシュ

安比高原でたっぷり遊んだ後に汗を流すならココ! 「安比温泉 白樺の湯」は大浴槽のほか、岩風呂や寝湯、壺風呂など、広々とした東北最大級の露天風呂が好評です。白樺林に囲まれた開放感のある露天風呂は、昼間は陽の光に照らされる白樺を眺めながら、夜には満天の星空を眺めながら、温泉を堪能することができます。温泉はべたつき感のない、さらっとしたもので、入浴後は肌がすっきりツルツルに。定員50名の大型サウナもあります。

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花巻・北上・遠野

岩手県の花巻・北上・遠野エリアは、青森市より3時間半ほどのドライブで到着します。岩手県の中央部に位置し、古くから湯治場として知られています。そして花巻エリアは童話・詩の作家として知られる宮沢賢治の出身地であり、彼に関する観光スポットが多数。また平安時代からの古社や民話にまつわるパワースポットが存在するエリアで、日本酒の“三大杜氏”である南部杜氏の町があることでも有名です。

【花巻・北上・遠野】天照御祖神社(通称 伊勢神社)

“東北のお伊勢さん”として信仰される神社

1679年、北上地方(きたかみちほう)の新田開発に奔走した奥寺八左エ門(おくでらはちざえもん)により「伊勢神宮」の天照大御神の分霊を勧請し、岩手県北上市に建立された「天照御祖神社(あまてらすみおやじんじゃ)」。通称は伊勢神社で、“東北のお伊勢さん”として信仰を集めていて、年間750万人が参拝しています。境内は、8つの神社が神楽殿を囲むような配置。まさに神の集まるお社となっています。歳旦祭、春祭、夏越祭(茅の輪神事)、例祭などの年中行事は、一般参列が可能です。

【花巻・北上・遠野】成島三熊野神社・毘沙門堂

兜跋毘沙門天立像

全国泣き相撲大会

荘厳な毘沙門堂と本殿で歴史の深さを感じる神社

樹齢約1,200年といわれる巨大な杉に覆われている「成島三熊野神社(なるしまみくまのじんじゃ)」は、参拝することで日々の疲れやストレスがリフレッシュできる雰囲気の場所。散策気分で、国指定重要文化財の毘沙門堂(びじゃもんどう)、県指定有形文化財の本殿の荘厳さや歴史の深さを肌で感じてみてください。
宝物殿にある、けやきの一本彫成仏・兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)も見逃せません。また毎年5月上旬、毘沙門まつりのメインイベントとして満1歳の赤ちゃんが集まる「全国泣き相撲大会」が開催されます。

【花巻・北上・遠野】宮沢賢治童話村

宮沢賢治が思い描いた童話の世界

宮沢賢治の童話の世界観を再現した「宮沢賢治童話村」。敷地内の「賢治の学校」では、宇宙・天空・大地など5つのテーマから、宮沢賢治が思い描いた童話の世界が体感できます。巨大万華鏡でできた部屋で幻想的な世界を歩く「宇宙の部屋」、空を飛んでいるような気分が味わえる「天空の部屋」など、ファンタジックな空間を楽しみましょう。ログハウス展示施設の「賢治の教室」には、童話に関する展示があるほか、グッズや花巻市の名産品が買えるお店も。

【花巻・北上・遠野】Water&Snow SPICE

雪上から水上まで、さまざまなアクティビティが楽しめる施設

岩手県北上市にある、夏油高原(げとうこんげん)からほど近いアクティビティ施設「Water&Snow SPICE」。春から秋は、入畑(いりはた)ダムで人気のSUPやダッキー(ふたり乗りの小さなボート)、パックラフトのボート体験といった水上のアクティビティが楽しめます。冬には雪で遊ぶアクティビティが充実。スノートレッキングやスキーなど、その季節にしかできない自然の遊びを堪能しましょう。ベテランガイドがサポートするので、お子さんから大人まで気軽に楽しむことができます。

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秋田県

秋田

秋田エリアは、青森市より3時間以内のドライブで到着します。県の日本海側に面する中央部に位置し、比内地鶏やきりたんぽ、いぶりかっこなどの郷土料理や、東北三大祭りのひとつである「秋田竿燈まつり」が8月に行われる地として知られるエリアです。

【秋田】秋田県立美術館

目玉は横20m越えの壁画「秋田の行事」

商人として県内有数の資産家だった平野家三代目・平野政吉(ひらのまさきち)のコレクションを展示するため開館した「秋田県立美術館」。建築家・安藤忠雄の設計で作られており、ミュージアムラウンジから見える水庭は、季節によって移り変わる景色を楽しむことができます。平野のコレクションの中でも、特に親交のあった藤田嗣治(ふじたつぐはる)の作品を多数展示。中でもおよそ3.65×20.5mほどの大きさを誇る壁画「秋田の行事」は、美術館の目玉として常設展示されています。

【秋田】道の駅 あきた港 ポートタワー・セリオン

男鹿半島から鳥海山までを望める展望台

「道の駅 あきた港 ポートタワー・セリオン」は、ショッピング、レストラン、展望室からなる複合施設です。ショッピングエリアでは、地元秋田市で収穫された鮮度抜群の野菜・果物や、名物のきりたんぽ、横手やきそばなどが買えます。レストランエリアでは、海鮮や秋田名物「ババヘラ・アイス」のソフトクリームが味わえます。そして展望室は、秋田市随一の絶景スポットとされるポートタワー・セリオンにあります。地上約100mという高さからの秋田市街地と、海の向こう側の男鹿半島(おがはんとう)、南側の鳥海山(ちょうかいさん)による眺めは絶景です。

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田沢湖・角舘

田沢湖・角舘(かくのだて)エリアは、青森市より3時間半以内のドライブで到着します。秋田県の東側中央部の岩手県境に位置し、田沢湖エリアは、日本で最も水深が深いカルデラ湖の田沢湖で知られ、その周辺は自然が豊かです。一方の角館(かくのだて)エリアは“みちのくの小京都”と呼ばれ、武家屋敷や商家などによる街並みが残り、桜や紅葉などで彩られると風情ある景観を織りなします。

【田沢湖・角舘】日月神社

地元から鎮守様と親しまれる神社

秋田県仙北市の田園風景を望む場所にある「日月神社(にちげつじんじゃ)」は、718年に創建。征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)が男鹿蝦夷(おがえぞ)退治の定願により再建されました。御祭神は天照皇大神や月与美神(つきよみのかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、ほか三柱。地元の鎮守様として親しまれています。7月上旬~8月下旬まで行われる「夏詣(なつもうで)」は、過ぎた半年の無事を感謝し、来たる半年の平穏無事を願う夏の風物詩。秋になると境内のイチョウの木が鮮やかに色づき、写真映えすると人気です。

【田沢湖・角舘】田沢湖遊覧船

たつこ像(左)と遊覧船(右)

湖上クルーズの船上からたつこ像をパチリ

日本百景に選ばれている景勝地・田沢湖は周囲約20kmのほぼ円形の湖。水深は423.4mほどと日本一の深さを誇ります。「田沢湖遊覧船」は、田沢湖レストハウス前の白浜を出発し、約40分で一周。コバルトブルーの湖面と、神秘的な雰囲気が漂う田沢湖をたっぷり堪能しましょう。たつこという娘が永遠の美しさと若さを願った末、竜となり、田沢湖の主となった「たつこ姫伝説」が伝わる田沢湖。田沢湖岸にはたつこ像があり、それを船上から撮影する人が多いそうです。

【田沢湖・角舘】角館の町並み

武家屋敷の内町と商家・土蔵の外町の区分けに注目

武家屋敷が今も残り、江戸時代の城下町の風情が感じられる「角館(かくのだて)の町並み」。 “みちのくの小京都” とも呼ばれ、歴史情緒豊かな光景が広がります。注目したいのは、武家居住区の内町と町人居住区の外町の区分けです。内町には、重要文化財となっている武家屋敷が多く、武家屋敷通りは枝垂桜の名所となっています。外町は商家や土蔵が見られ、店舗やレストランといった施設に利用されている建物も多いそう。

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大館・十和田湖・鹿角・八幡平

大館・十和田湖・鹿角(かづの)・八幡平(はちまんたい)エリアは、青森市より2時間弱のドライブで到着します。秋田県の北東側の岩手県と青森県の境に位置し、大舘は秋田県の故郷です。またマタギ(猟師)の里として知られるスポットでもあり、白神山地の玄関口でもあります。秋田県と青森県にまたがる十和田湖・鹿角・八幡平エリアは、十和田湖周辺に広がる自然の雄大な景色が広がっています。八幡平は夏のトレッキング、冬の樹氷などのアクティビティが楽しめ、秘湯も存在する300年の歴史を持つ温泉スポットです。

【大館・十和田湖・鹿角・八幡平】八幡平(秋田県)

岩手山の姿などの雄大な自然を堪能できるドライブコース

秋田県と岩手県境にまたがっている「八幡平(はちまんたい)」は、原生林や高山植物が広がる高原状火山台地。約40もの火山が集まっていて、至るところで噴湯・噴泥、そして火山湖なども多く見ることができます。「八幡平アスピーテライン」「八幡平樹海ライン」という、岩手山の姿を望みながら大自然が堪能できるドライブコースもあるので、ドライブ・ツーリングにはぴったりです。県境には駐車場・レストハウスがあり、雄大な自然を眺めながら、ゆっくり過ごせます。

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自然・パワースポット・温泉へ自由気ままなドライブ

青森より3時間台のドライブで、岩手県、秋田県と広範囲で日帰り旅が楽しめます。そのエリアは、自然・パワースポット・温泉などのおすすめスポットが多数です。今回、気になった場所はあったなら、自由気ままなドライブを楽しみながら、ぜひ目指してみてください。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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