【沖縄・サイクリング旅】自転車で行くおすすめのおでかけスポット18選

【沖縄・サイクリング旅】自転車で行くおすすめのおでかけスポット18選

自然・絶景

2023/11/28更新

沖縄をめいっぱい楽しむために、移動手段としてレンタカーを借りる方は多いのではないでしょうか? しかし、小回りがきく自転車で巡るサイクリング旅もおすすめなんです! 実は、沖縄にはシェアサイクルやレンタサイクルが多数あります。自転車なら気の向くままに、気になるスポットに気軽に立ち寄ることができ、自分たちのペースで楽しめますよ♪ 徒歩ではちょっと遠い場所も、レンタサイクルだと気軽に巡ることが可能です。
そこで今回は、沖縄の気候を肌で感じながら自転車で訪れることができる穴場・絶景スポットをご紹介します。サイクリング旅なら、移動も旅の思い出の1ページとなるでしょう。環境にもやさしく健康的、予想外の発見や寄り道も楽しめるかも!

<本島>

沖縄本島は那覇からのアクセスも良く、時間を有効に使ってサイクリングを楽しむことができます。ホテルや公園を利用したサイクルステーションが85カ所前後あり、サイクリング初心者にもうれしいサービスが充実! 具体的には、サイクリングコースの紹介、周遊ルートマップの無料配布、メンテナンスのための工具の貸し出し、休憩場所などです。なかには、シャワー設備のある施設も! 自転車返却時にシャワーでさっぱりしてから動き出せるのはうれしいポイントですね。

【本島北部】茅打バンタ

交通の難所だった自然の地の歴史を感じよう!

茅打バンタ(かやうちばんた)は、東シナ海へ向かって高さ80mほどの断崖が切り立つスポット。展望台からは沖縄海岸国定公園の海が見渡せます。かつて交通の難所として知られていたこの地には、道路脇に残る大きな岩や道の両側からトンネルのように育った木々などが残っています。自転車で通れば、昔からのこの地の歴史を間近に感じることができます。

【本島北部】万座毛

万人を座らせる象の鼻の形の岩からの夕陽が絶景!

万座毛(まんざもう)は、恩納村(おんなそん)役場の北西に位置する、高さ約20mの琉球石灰岩の断崖と芝生でできている岬。ここから眺める夕陽は絶景! ぜひ夕陽に合わせて立ち寄るのがおすすめです。サイクリングで向かうには、山側を走る恩納村南バイパスがおすすめ。アップダウンが連続する丘越えルートですが、約5kmに渡って信号が無く道も綺麗で走りやすいですよ。

【本島南部】海中道路

本島から陸続きで訪れることができる離島も楽しもう

与勝(よかつ)半島と平安座島(へんざじま)を結ぶ全長4,700mほどの海中道路は、金武湾(きんわん)を目線に近い高さで眺めながら走ることができる橋。海中道路の中央部にある”海の駅あやはし館”の「美ら島(ちゅらしま)海道観光案内所」で、クロスバイクや電動アシスト自転車のレンタルができますよ。地元民に愛される大型直売店「うるマルシェ」で食も楽しんで!

【本島南部】ガンガラーの谷

沖縄南部で鍾乳洞の自然のパワーを体感

鍾乳洞が崩れてできた谷間には亜熱帯の森が広がっています。まさにジャングルを探検している気分! 完全予約制のガイド付きツアーも開催。洞窟内には希少なカフェもあります。涼やかな洞窟内は休憩スポットとしても◎。1周約60kmと気軽に楽しめる沖縄南部のサイクリングコースのルート上にあり、初心者の方にもおすすめの立寄りスポットです。

<橋>

サイクリングで橋を渡るコースを選べば、まるで海の上を走るような爽快感を味わえますよ。橋といっても沖縄の橋は長距離! 事前準備をしっかりとして臨みましょう。

【本島北部】古宇利大橋

青い海の上真っすぐな2km弱の道を走る爽快感!

2005年2月に開通した古宇利島(こうりじま)と屋我地島(やがじしま)を結ぶ全長1,960mの橋。橋上には車の駐停車スペースがなく、この景色をゆっくりと堪能するにはサイクリングが最適! 橋上からウミガメが見られるポイントも。古宇利大橋手前の名護市済井出(なごしすむいで)にある「美らテラス」で自転車を借りることができます。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】伊良部大橋

ひときわ青い格別な海が見渡す限り広がる絶景ロード

2015年に開通した全長3,540mもの宮古島(みやこじま)と伊良部島(いらぶじま)を結ぶ橋。無料で通行可能な橋では、日本で最も長いものです。ここでは見渡す限り海が広がる絶景ロードを堪能できます。高低差があるので、クロスバイクや電動自転車がおすすめ。伊良部大橋を渡ってすぐにある「いらぶ大橋 海の駅」が休憩に便利ですよ。

<離島>

離島での島内周遊にも、小回りが利くサイクリングがおすすめ! 当日、到着してからレンタルすることもできますが、確実に自分に合った自転車をレンタルしたい場合は事前予約がおすすめです。島はアップダウンが多いので、体力に自信のない方は電動自転車を借りましょう。

【本島北部】伊江島

キレイな海や大自然、島グルメを満喫できる!

沖縄本島周辺の島の中で最も住民の多い、周囲22kmほどの島。ほとんど平坦な道なのでママチャリでも十分◎。島には1周道路があり、観光しやすいのも魅力。美しい海やビーチキャンプ、ハイビスカスやユリなどの名所、島のシンボルである岩山の「城山(伊江島タッチュー)」をトレッキングし、戦争の傷跡を通じて歴史を学ぶこともでき、見どころたくさん!

【本島北部】古宇利島

沖縄北部エリアの海に囲まれた小さな恋の島♡

沖縄サイクリングを本島北部エリアで楽しむなら、アダムとイブの伝説に似た物語が伝わる「恋の島」がおすすめ♡ 拝所が残り、神が宿る島ともいわれる周囲約8kmの小さな島です。島を巡るなら、古宇利大橋のふもとにある「古宇利島物産センター」でレンタサイクルしてスタート! 「古宇利ふれあい広場」でも自転車のレンタルが可能です。

【本島南部】伊計島

まさに時間を忘れる……秘境感あふれる離島

伊計島(いけいじま)は、海中道路を利用して訪れることができる最も北に位置する周囲7kmほどの平坦な小さい離島。島内には、サトウキビ畑が広がっています。島の入り口付近に位置している「伊計島共同売店」は、休憩スポットとして便利。観光客が少ない秘境感あふれる静かな沖縄の風景がここにあります。

【本島南部】浜比嘉島

昔ながらの沖縄の風情を感じる周囲7kmの小さな離島

海中道路ロードパークから東へ3kmほど走り平安名島の交差点を南下すると、全長1,430mの浜比嘉(はまひが)大橋です。橋のすぐ近く、浜漁港緑地公園の入口には、車止めの役割をしてくれるシーサーがたくさん並んでいます。漁港前の「丸吉食品」や「浜比嘉ビーチ」で、浜比嘉ならではの食やビーチを堪能♪ 「アマミチューの墓」、「高江洲(たかえす)製塩所」もおすすめの立ち寄りスポットです。

【久米島・慶良間諸島】久米島

ダイナミックな自然美を満喫しよう!

久米島を巡るサイクリング1周コースとして、東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地である「仲里野球場」をスタート&ゴールとするのがおすすめ。島独特のアップダウンやサトウキビ畑が広がる景色などを楽しめますよ。「てぃーだ橋・つむぎ橋」「比屋定(ひやじょう)バンタ」「ミーフガー」などの自然美も見どころ。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】小浜島

昔ながらの沖縄の風景が広がるのどかで小さな島

石垣島から高速船で約30分、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」のロケ地となった小浜島(こはまじま)。集落には赤瓦の伝統家屋が点在し、昔ながらの沖縄の風景が広がります。島には信号がなく、道は舗装されていても坂道が多いため、電動自転車がおすすめ。小浜港からすぐのショップで、1時間単位で自転車をレンタルできます。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】波照間島

日本で一番多く星が見える最南端の有人島

波照間港(はてるまこう)すぐ目の前の民宿やレンタサイクルショップなどで自転車を借りることが可能です。波照間島は丸1日あれば1周できます。「日本最南端の碑」、波照間ブルーのコントラストが映える「ニシ浜」、360度のパノラマ絶景が堪能できる「底名溜池(そこなためいけ)展望台」は必見!

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】川平湾

石垣島のエメラルドグリーンの海辺をサイクリング!

「日本百景」にも選ばれている石垣島の北西部にある名勝地。黒真珠が養殖されていることでも有名です。流れが急なため遊泳NGなので、ガラス張りの船の床から海中を楽しめるグラスボートの乗船がイチオシ! 車で川平湾(かびらわん)まで移動してからスタートする「川平湾フリーサイクリングツアー」なら効率的に楽しめますよ。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】西表島

西表島ならではの動植物たちと出合える!?

西表島(いりおもてじま)の南西部は未開のジャングルで、唯一の県道215号線の50kmほどを自転車で周ることができます。熱帯・亜熱帯の原生林に覆われた手付かずの自然がありのままに残る秘境の地で、パイナップル畑やマングローブなどの絶景も堪能できます。サイクリングは島の南の玄関口「大原港」からのスタートがおすすめ。飲食店以外のお店がほとんどないので、十分な装備が必須です。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】竹富島

レンタサイクルで竹富島を遊びつくそう!

竹富島内にはレンタサイクルショップが複数あり、1日単位や時間単位で電動自転車やマウンテンバイクなどを貸出し可能です。竹富島の人気アクティビティ、集落を観光できる水牛車も体験したい場合は、石垣島から往復フェリーチケットとレンタサイクル、水牛車料金が含まれたプラン「離島めぐりツアー」などもあります。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】通り池

みやこ下地島空港周辺は平坦な道で初心者にも◎

伊良部島のみやこ下地島(しもじしま)空港の西側に位置する、琉球石灰岩でできた水深約40mの池。同サイズの丸い池が二つ並んでいますが、池の底は繋がっています。人魚伝説も残る神秘的な場所。通り池のルートは、わりと平坦な道なので初心者の方にもおすすめ。トイレと自動販売機があるので、休憩ポイントにも◎。レンタサイクルはみやこ下地島空港のカウンターでできます。

【石垣島・八重山諸島・宮古諸島】東平安名崎

「宮古ブルー」を堪能できるサイクリングへ

宮古島の南東部に位置し、「日本の都市公園百選」にも選ばれるほど自然豊かな美しいパノラマが広がる東平安名崎(ひがしへんなざき)。宮古島の絶景を堪能したいなら外せないスポットです。「うえのドイツ文化村」を終起点に、美しい宮古島の海を感じながら周遊するミニサイクリングコースがおすすめ。往路は海沿い、復路は宮古の原風景の中を走ることができます。

沖縄のおすすめスポットをサイクリングで巡ろう!

沖縄のサイクリングコースを決める際は、自分の目的や体力に見合ったコースを選びましょう。
まずは観光名所を巡りたいのか景色を楽しみたいのかなどの目的を定めてから、コースのアップダウン、未舗装の有無など調べ体力に見合ったものを選びましょう。
次にレンタサイクルショップへの事前予約をおすすめします。お店によってクロスバイク、子ども用、電動、ママチャリなどと、さまざまタイプの自転車を借りられるところがあります。坂道が多い、未舗装があるといったコースの状況にあった種類かつ、自分の体格にあうサイズのものを予約しておきましょう。レンタルヘルメットもあれば、お願いしておきます。
観光シーズンは多くの利用があるので、飛び込みだと希望する種類やサイズの在庫がない可能性もあります。
次に服装や持ち物は、速乾性の高いウェアや自転車を漕ぎやすい伸縮性のあるパンツの着用がおすすめ。予備の飲み物も携帯するなど熱中症や脱水症の対策もしっかりと行いましょう。
また、直射日光に照らされるので日焼け対策も忘れずに。加えて「時々雨」という天気も多いので、携帯できるカッパなどの雨具もあると安心です。
さらに、自然の多い場所を訪れる場合は、虫やマムシなどにも注意が必要。虫よけスプレーや薬の用意だけでなく、遭遇する可能性が高い場所には近づかないなどの対策を考えておきましょう。
これらの準備を整えて沖縄ならではの気候のなかで、最高の海を眺めてサイクリングを満喫すれば、今まで以上に沖縄の魅力を感じることができる思い出の旅となるでしょう!

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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