【沖縄・おでかけ】2024年 初日の出スポット12選

【沖縄・おでかけ】2024年 初日の出スポット12選

自然・絶景

2024/01/23更新

日本では一年の始まりに、初日の出を拝む習慣がありますね。これは、四方拝という天皇の元旦の儀式に始まり、明治以降に盛んになったといわれています。年末年始は休暇を利用して、沖縄旅行を計画している方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、沖縄のおすすめ初日の出スポット12選をご紹介します。沖縄では例年7時15分頃に、東南東の方向から昇ってきますよ。一年の始まりに昇る朝日を拝んで、その年の幸運を祈りましょう。

【那覇市】波上宮

正月には初詣客で沖縄一のにぎわいを見せる

隆起サンゴ礁の断崖に立つ、鮮やかな朱色の社が美しい「波上宮(なみのうえぐう)」。沖縄県の一の宮で、海上交通などの安全や豊漁、豊穣を司る神社です。正月には初詣客で沖縄一のにぎわいを見せます。初日の出は、東海岸に面した中城(なかぐすく)の崖からの眺望が美しいそう。ただし、道が険しく夜間の移動は足元が危ないので気を付けて。

【うるま市】勝連城跡

城壁の上からは中城湾が見下ろせる

太平洋に突き出た勝連半島の高台にある「勝連城跡(かつれんじょうあと)」。築城は12世紀頃から始まっていたと伝えられており、現在は優雅に曲線を描く梯郭(ていかく)式の城壁が復元されています。2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。城壁の上からは中城湾を見下ろし、海を一望できるため、初日の出スポットとしても有名な場所です。

【中頭郡読谷村】座喜味城跡

標高127mの丘上から東シナ海を見渡す

座喜味城(ざきみじょう)は、琉球王国統一後の国の安定に尽力した、有力な地元領主の按司・護佐丸(ごさまる)によって築城されました。沖縄に現存する最も古い石造りの城門や、精巧に作られた城壁などは、沖縄の城の中で随一の美しさといわれています。東シナ海を見渡す標高127mほどの丘上からの眺望もすばらしく、本島の西側に位置しながらも高台にあるため初日の出を拝むことができるスポットです。

【国頭郡国頭村】辺戸岬

沖縄本島最北端の岬から初日の出を拝む

隆起サンゴ礁の断崖絶壁から、かなたには鹿児島県与論島を望む景勝地「辺戸岬(へどみさき)」。岬の先端は、かつて本土復帰を願ってのろしを上げた場所で、歴史を刻んだ祖国復帰の碑が立てられています。断崖絶壁に荒波が打ちつける様子も迫力あり。水平線上に昇る美しい初日の出を見ることができます。

【うるま市】海中道路

シーサイドコースで爽快にドライブ

海中道路(かいちゅうどうろ)は、勝連半島(かつれんはんとう)と平安座島(へんざじま)を結ぶ全長約4.7kmの海上道路です。中ほどにある海中道路ロードパークには、物産館とレストランを備えた海の駅あやはし館があり、透明度抜群のビーチに隣接しています。歩道橋の上からは、海中道路を眺めたり、ビーチへ降りたりできますよ。四方を海に囲まれたシーサイドコースで、ドライブしながら迎える初日の出は爽快な気分が味わえそう。

【南城市】知念岬公園

絶景スポットで知られる、岬に佇む公園

海に突き出たような知念半島の東端にある「知念岬公園(ちねんみさきこうえん)」は、空と海に囲まれた眺望抜群のスポットです。きれいに整備された園内は眺望広場や遊歩道、東屋が。眼下に広がる美しい海はもちろん、岬の先端からはコマカ島や久高島(くだかじま)を望むことができます。また公園の北東側にある広い駐車場からも初日の出を拝むことが可能です。

【南城市】ニライ橋・カナイ橋

「海の向こうにある理想郷」の意味を持つ橋で初日の出を拝む

全長約660mの「ニライ橋・カナイ橋」は、県道86号と国道331号を結び、大きなカーブを描いています。「ニライカナイ」とは「遥か彼方」という意味があり、海の向こうにある理想郷という意味があるそう。つきしろ方面から道路を下ると、視界が大きく開けて南部の海の大パノラマが広がりますよ。歩道や展望台も整備されており、徒歩でも初日の出を見られる人気スポットの一つで、例年多くの人でにぎわいます。ただし橋上は駐停車禁止で専用駐車場もないため、近隣の駐車場に駐車し、徒歩で移動しましょう。

【糸満市】平和祈念公園

平和を祈りながら初日の出を拝みたい

第二次世界大戦最後の地上戦の舞台であり、沖縄戦最大の激戦地となった糸満市摩文仁(いとまんしまぶに)にある美しい「平和祈念公園」。青い海を望み、花と緑に彩られた約40ヘクタールもの広さを誇ります。園内には、「鎮魂、祈り、平和」をテーマに、墓苑や慰霊塔・碑をはじめ、沖縄戦の資料を展示する資料館や祈念堂、広場などが点在。摩文仁の丘の上には、各県が設置した戦没者慰霊塔があります。例年、1月1日は初日の出前から開場されますので、来年度も開場があれば平和を祈りながら拝みたいですね。

【中頭郡中城村】中城城跡

世界遺産に指定された美しい遺跡

「中城城跡」は、沖縄県中頭郡(なかがみぐん)中城村と北中城村にかけて残っている城跡で、丘を取り囲むように城壁を巡らした、沖縄の築城史の完成期のグスクです。切石積みの技法も野面積みと布積み、相方積みの3つが見られるため、作られた年代も違うといわれています。沖縄県内に約300が残されているグスクのなかでも特に美しい遺構で、2000年には世界遺産に指定されました。その美しい遺跡と初日の出のコラボをぜひ間近で見てみてください。

【西原町】西原きらきらビーチ

地元民から愛される初日の出スポット

「西原(にしはら)きらきらビーチ」は、海水浴や各種マリンスポーツがる全長550mの大型ビーチをはじめ、みんなでバーベキューを楽しめる施設や、サッカー場・野球場がある多目的広場など、子どもから大人まで遊べる大型の複合型海浜公園です。遠浅の海岸なので水深が浅いことに加えて、きちんと安全対策もされているので安心して海を楽しめます。地元の人が気軽に遊びに行けるビーチということもあり、さほど混雑せずに入場できるのもうれしいところ。例年初日の出は多くの人でにぎわう人気スポットです。

【うるま市】果報バンタ

初日の出を拝んだら近くのパワースポットへ!

海抜約120mの場所にある、穴場の絶景スポットがこちら。「果報(かふう)」とは幸運、幸福などという意味で、「バンタ」とは沖縄方言で崖、絶壁のことを指します。空や緑、エメラルドグリーンの海とのコントラストが美しく、眼下に広がる天然の「ぬちの浜」は、満月の夜にウミガメが産卵のために上陸する場所となっているんだとか。付近には「龍神風道」「三天御座(みてぃんうざ)」「はなり獄」の3つのパワースポットもあるので、初日の出を拝んだ後はぜひ立ち寄ってみて。

【南城市】あざまサンサンビーチ

ビーチのブランコとフォトジェニックな一枚を

「あざまサンサンビーチ」は、人工ビーチながらも海の透明度は抜群で、長く美しい白い砂浜が続きます。沖縄の神の島とされる久高島(くだかじま)に渡るフェリーが発着する安座真(あざま)港に隣接し、遊泳エリアも広く、海水浴はもちろん、マリンスポーツやバーベキューもできるマルチに楽しめるビーチです。ビーチにあるブランコは、透き通った海をバックに撮れ、SNS映えすると評判。ぜひ、初日の出とともに素敵な写真を撮ってみて。

おわりに

今回紹介した初日の出スポットに行けば、沖縄の青い海とそれにかかる美しい初日の出を拝むことができます。訪れる際は、天候や時間帯の確認を忘れずに。またカメラを持参して、フォトジェニックな一枚を撮影するのも良いですね。紹介した公園やビーチは、観光地としても有名なところばかり。初日の出の後も、明るくなってきたら近くを散策したり、飲食可能なところなら朝食を持参したりして、ゆっくり過ごすのもおすすめです。素敵な一年のスタートを切る参考にしてみてくださいね。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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