【一度は行きたい銀山温泉へ観光】車なしで行ける女子旅におすすめスポット9選

2024/01/24

【一度は行きたい銀山温泉へ観光】車なしで行ける女子旅におすすめスポット9選

山形県尾花沢市に位置する東北屈指の温泉地・銀山温泉。中央を流れる川沿いには、歴史ある重厚な木造旅館が立ち並びます。どこか違う時代へタイムスリップしたかのようなノスタルジックな景観は風情たっぷり。温泉はもちろん、名物グルメの食べ歩きや観光名所の散策など楽しみ方も豊富です。今回は、車なしの女子旅でも満喫できるおすすめスポットを紹介します。

銀山温泉ってどんなところ?

東北屈指の温泉地・銀山温泉の中央を流れる銀山川沿いには、大正末期から昭和初期に建てられた木造建築が軒を連ねます。特に美しさを増すのが冬。雪化粧した温泉街が夕暮れ時にやわらかなガス灯に照らされるさまは、なんとも風情があり、この景色を見ようと多くの観光客が訪れます。
温泉街へ車なしで行くなら、大石田駅からバス停・銀山温泉までを約40分でつなぐ路線バスの利用がおすすめ。温泉街で足湯や食べ歩きをしたり、一歩踏み出して自然や遺跡を散策したりと、好みの過ごし方で銀山温泉エリアを堪能しましょう。

あいらすげーな

カフェと貸衣装を併設したお店

銀山温泉の入り口にあたる白銀橋のふもとにある、カフェスタンドと貸衣装店が併設した「あいらすげーな」。カフェでは、コーヒーや山ぶどう、アップルなどのフルーツジュース、尾花沢名物のスイカジュースを味わえます。昼は散策後のひと休みに、夜はガス灯がともった温泉街を眺めながら、ロマンチックなひとときを過ごしましょう。大正ロマン体験ができる貸衣装は、スタッフが着替えの方法やきれいに見える仕上げを手伝ってくれます。銀山温泉の景観に溶け込みながら、思い出に残る記念撮影を!

和楽足湯

無料の足湯でひと休み

「和楽足湯(わらしゆ)」は、温泉街に着いてすぐの銀山川沿いにある共同足湯施設。無料で、誰でも気軽に利用できます。腰を下ろして川の流れや景色を眺めながら、ゆっくり会話を楽しめるように、ベンチの高さや位置が工夫されているのがうれしいポイントです。湯は源泉をそのまま使用しており少し熱めながら、効果は抜群。観光で歩き疲れた足を癒やすのにぴったりといえます。

山の神神社分社

家内安全や子宝安産・夫婦円満の神様が祀られている山の神神社の分社

温泉街から山道を10分ほど登った場所にある「山の神神社」。分社のこちらは温泉街沿いにあるので、気軽に立ち寄れるのが魅力です。本社の御神体は安産の神として広く信仰されるようになり、特に、神社から神の枕を借り受けると安産になるといわれました。そのため念願成就すると新しい枕と共にお礼参りするのが慣わしとなっているのだそう。分社の案内板には、松尾芭蕉が旅の道中で訪れたと書かれており、銀山温泉の長い歴史がうかがえます。

洗心峡

温泉街を抜けた先にある美しい渓谷

銀山川の上流一帯は「白銀公園」となっており、川の流れに沿って1周約1時間の遊歩道が整備されています。そこに架かる朱色の「せことい橋」周辺が「洗心峡」で、温泉街から川沿いを上流に向かって10分ほど歩いたところにあります。せことい橋から見える「籟音滝(らいおんのたき)」は、渓流が岩石に打ち付けられながら流れていくさまが迫力満点。滝を下った渓流は清らかなせせらぎに変化し、その静けさが人の心のけがれを洗い落とすような感じがするということから、この峡谷一帯を洗心峡と呼ぶようになったのだそう。近くの銀抗洞などと一緒に散策するのがおすすめです。

白銀の滝(白銀公園内)

温泉街のつきあたりにある2本の滝

四季折々の自然が楽しめる温泉街周辺の散策路。その温泉街のつきあたり、「白銀公園」の入り口にあるのが「白銀の滝」です。落差22m、大小2本の滝で直瀑といわれていますが、水量によっては3本目が流れる分岐滝に見えることも。滝つぼの近くまで歩いて行けるのでマイナスイオンをたっぷり浴びて癒やされましょう。夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の表情が美しく、心身ともにリラックスできます。対岸には展望台があるので、こちらで滝しぶきの心地良さを体感してみては。

延沢銀山遺跡

銀山坑道

銀山坑道

かつて栄えた銀山の坑道を見学できる

銀山温泉の名称の由来になっている「延沢銀山」。ここでは室町時代から採掘が行われ、江戸時代を代表する大銀山の一つでした。しかし、徐々に銀の量が減り、1689(元禄2)年に大崩落が起きて廃山。その後温泉地として復活し、現在は国の史跡指定を受けています。また坑道跡が残され、その一部が銀鉱洞として公開されており、。無料で見学が可能です。坑洞内は黒ずんだ岩肌を貫いて歩道橋が設けられており、照明設備も整っています。温泉街からは15分ほどで行けるので、気軽に探検気分を味わってみませんか?

大正ろまん館

立ち寄りに便利! レトロなドライブイン

銀山温泉手前に位置する「大正ろまん館」は、売店やレストランが併設された観光商業施設。レトロな雰囲気のドライブインで、バリアフリーのトイレや休憩所も完備しているので、旅の行き帰りの立ち寄りに便利なスポットです。売店には名物のずんだやあんこを挟んだ揚げパン、くぢら餅などのほか、銀山温泉ならではのお土産、地元の物産品を取りそろえています。レストランでは、地元産のそば粉を使った手打ちそばや昔ながらの中華そば、つきたての餅を味わうことができますよ。

しろがね湯

モダンな雰囲気を放つ共同浴場

白銀橋の近くにあるモダンな外観の日帰り温泉施設「しろがね湯」。日本を代表する建築家・隈研吾氏によってデザインされました。無双格子と呼ばれる、日本の民家に伝わる伝統的なディテールを持つ外壁が特徴で、洗練されながらも温泉街の景観に溶け込んでいます。1階と2階それぞれに浴室があり、男女入れ替え制で利用可能。1階は窓がなく、洞窟にいるような秘境感が感じられます。対して2階は広い窓と間接照明による薄明かりが、ムードのある空間を演出。お湯の温度は熱めなので、体をよく慣らしてから入るようにしましょう。

伊豆こけし工房 本店

こけしの工房兼販売店

オリジナルこけしや木工製品、そのほかにも銀山のお土産品などを多数取りそろえる「伊豆こけし工房 本店」。かつてテレビドラマに取り上げられたことで広く知られるようになった「伊豆こけし」は、ぱっちりとした目、おかっぱ頭が特徴です。要予約でこけしの絵付け体験も可能なので、旅の思い出作りに参加してみては? また近年は赤ちゃんが生まれたとき、赤ちゃんの身長・体重と同じこけしを作る「誕生こけし」も人気なのだとか。記念品や贈りものにぴったりですね。

おわりに

ノスタルジックな町並みが、非現実感を味わわせてくれる銀山温泉。どこを切り取っても美しい景観はインスタ映えもばっちりです。車なしの温泉旅を考えているなら、散策でグルメや自然の名所を満喫できる銀山温泉へ訪れてみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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