- 日帰り
鹿児島の郷土菓子・あくまきを求めて。歴史スポットも巡る親子旅
鹿児島市（鹿児島県）
予算：6,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日：2023/03/31
鹿児島で親子旅しませんか？ 薩摩藩や島津家ゆかりの地を巡り、郷土料理を味わいます。鹿児島で端午の節句に男児の健康を願って食す「あくまき」は、かの西郷隆盛が西南戦争に持参したといわれる菓子。歴史好きのお子さんと探してみてください。大人のご当地グルメ「酒ずし」も堪能します。
仙巌園（磯庭園）バス停まで、バス「かごしまシティビュー」約10分
仙巌園（せんがんえん）
仙巌園（せんがんえん）
迎賓館としても利用された御殿
尚古集成館（2024年10月末まで休館中）
磯工芸館
色とりどりの薩摩切子が並ぶ
島津家19代光久によって築かれた島津家の別邸。大名庭園からは桜島を借景にした雄大な景色が眺められる。西洋文化を積極的に取り入れ、日本の近代化の礎を築いた島津斉彬（なりあきら）の集成館事業の跡地でもあり、園内には関連展示もある。
-
【住所】
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
- 【TEL】 099-247-1551
- 【営業時間】 9:00～17:00
- 【定休日】 無休
-
【料金】
＜庭園 尚古集成館 御殿＞大人・高校生以上1,500円、小中学生750円、＜庭園 尚古集成館＞大人・高校生以上1,000円、小中学生500円
吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 敷地内や周辺には、「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録された構成資産が点在。その一つ、射炉跡も間近で見学できます。江戸～明治時代にかけての歴史が好きな方には、特に見どころが満載のスポットです
- ★ 伝統工芸に興味があるなら、「島津薩摩切子ギャラリー磯工芸館」にもぜひ。クリスタルグラスに刻まれたカット文様をはじめ、島津紫や金赤といった色彩が美しい薩摩切子のグラス・アクセサリーも多数そろっています
- ★ 園内の「両棒（ぢゃんぼ）屋」では、鹿児島名物である郷土菓子「両棒餅」が味わえます。甘いタレをからめたこのお餅は、腰に大小2本の刀を差した武士の姿を模っていると伝わっています
天文館バス停までバス約25分
下車徒歩約3分
正調さつま料理 熊襲（くまそ）亭
正調さつま料理 熊襲（くまそ）亭
薩摩の郷土料理がセットに
地酒がまろやかに香る酒ずし
きびなご刺身やさつまあげも
箸で切れるほど柔らかいとんこつ
鹿児島の郷土料理がいただける店。さつま揚げ、さつま汁、錦江湾で獲れた新鮮なきびなごの刺身、豚の骨付きあばら肉を味噌と焼酎で煮込んだとんこつなど、鹿児島の郷土料理が少しずつセットになったコースが人気。
-
【住所】
鹿児島県鹿児島市東千石町6-10
- 【TEL】 099-222-6356
-
【営業時間】
＜昼の部＞11:30〜14:00（LO13:30）、＜夜の部 ＞17:30〜22:00（LO21:30）、日曜日のみLO21:00
- 【定休日】 12月31日、1月1日、年末年始、（不定休あり、詳細はお問い合わせください）
- 【料金】 おたのしみコース（昼限定）2,530円（税込）
吉野りり花のおすすめポイント
- ★ こちらでは鹿児島の郷土料理「酒ずし」がいただけます。仕込みに手間と時間がかかるため、通年提供されているお店は県内でもここだけだそう。酒ずしは、鹿児島で地酒（じざけ）と呼ばれる灰持酒（あくもちざけ）で一昼夜発酵させた「なれ寿司（塩漬けした魚と米を漬け込み乳酸発酵させたもの）」です。アルコールが入っていて、しっかりお酒の味がするため、大人限定のご当地グルメです
- ★ 定食メニューも豊富。お子様はジュワッと甘いさつま揚げや、とんこつを合わせ味噌と焼酎で煮込んだ「名物とんこつ」付きの「熊コース」を、大人でお酒が苦手でない方は、酒ずしもプラスされた「おたのしみコース」を。各自お好みで味わってみてください
徒歩約5分
照國（てるくに）神社
照國（てるくに）神社
島津家の家紋でもある“丸十”が御神紋
照國文庫資料館
日本の近代化の礎を築いた、島津家28代島津斉彬を祀る神社。境内にある照国記念館の一階には、照國文庫資料館があり、島津斉彬公につながる島津家や薩摩藩の歴史についての展示がある。
-
【住所】
鹿児島市照国町19-35
- 【TEL】 099-222-1820
- 【営業時間】 ＜受付時間＞9:00～16:30、＜照國文庫資料館＞9:00〜16:00（入館15:00まで)
- 【定休日】 無休、照國文庫資料館は12月31日
-
【料金】
参拝自由、＜照國文庫資料館＞無料
吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 「照國文庫資料館」には、島津家や島津斉彬の功績についての展示も。斉彬公に影響を与えた曽祖父・島津重豪 （しげひで）公のこと、斉彬公が集成館事業に取り組む原動力となった背景も知ることができます。1スポットめの「仙巌園」と併せて巡ると、より理解が深まりますよ
- ★ 神社の周辺には、ほかにも歴史スポットが点在。背後にそびえる城山は、西郷隆盛が西南戦争に敗れた後に自刃したと伝わる地です。徒歩圏内には「西郷隆盛銅像」や、鹿児島の歴史や民俗行事について詳しい展示がある「鹿児島県歴史資料センター黎明館」も。歴史好きの方はぜひ足を延ばしてみてください
徒歩約5分
かごしま特産品市場 かご市
かごしま特産品市場 かご市
鹿児島の特産品がいっぱい
鹿児島名物・両棒餅も
真空パック入りのあくまきはお土産にも
「ミニあくまき」と「けせん団子」
鹿児島最大の繁華街、天文館にあるアンテナショップ。鹿児島県商工会連合会が運営し、県内38カ所の商工会が地域の特産品を発掘し集めている。そのため、野菜やお茶、調味調などの食料品や焼酎、薩摩焼や大島紬といった伝統工芸品まで幅広くそろう。
-
【住所】
鹿児島県鹿児島市東千石町15-21
- 【TEL】 099-224-1093
- 【営業時間】 10:00～18:30
- 【定休日】 1月1～2日
吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 幅広い特産品がそろい、宝探しのような楽しさが感じられるお店です。特に鹿児島ならではの郷土菓子の品ぞろえが充実。「これがし」「いこもち」「あくまき」「両棒餅」「けせん団子」など、鹿児島の家庭で昔から作られてきた菓子を店頭で探してみてください
- ★ 鹿児島では5月5日の端午の節句に、男の子の健やかな成長を願って「あくまき」を食べます。あくまきは竹皮と餅米、灰汁（あく）を使って家庭で作られていたものですが、こちらにはお土産用の真空パックにされたものが販売されています。ぜひ購入して子どもの日に味わってみてください。一口大に切って、きなこ砂糖をたっぷりとまぶして食べるとおいしいですよ
- ★ かご市がある繁華街「天文館」の名前は、江戸時代に西洋文明を取り入れた島津重豪公が天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館（別名・天文館）」を建てたことに由来しています。歴史好きには、これもうれしいポイントですね
