Plan No.1722

土庄雄平Tonoshou Yuhei

1泊2日
2日目

奥飛騨温泉郷のディープな秘湯へ。歴史・文化にも触れる登山旅

奥飛騨温泉郷、高山（岐阜県）
予算：25,000円〜

・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。

更新日：2023/11/30

サイクリスト・山岳トラベルプランナー土庄雄平

奥飛騨の秘湯と暮らしを求めて

飛騨の山奥に佇む奥飛騨温泉郷。そこにある秘湯を求めて、ご友人とゆったり旅しませんか？日本の屋根と呼ばれる北アルプスの絶景に加え、奥飛騨の自然や食、歴史や文化まで堪能できますよ。王道を押さえつつも、ディープなスポットをチョイスしてお届けします。

こんな旅気分の人におすすめ

START 新穂高ロープウェイ平湯の湯お食事処禄次 ROKUJI 匠の館森の水族館

1日目 2日目

2日目のスタートはここ！

新穂高ロープウェイ

平湯の湯

お食事処禄次 ROKUJI

匠の館森の水族館

Spot.1新穂高ロープウェイ
Spot.2平湯の湯
Spot.3お食事処禄次 ROKUJI
Spot.4匠の館森の水族館

チェックアウト／槍見館

新穂高温泉駅まで車約5分

SPOT1

手軽に絶景！北アルプスの世界へ

新穂高ロープウェイ

到着すると雲上の世界

第2ロープウェイは日本唯一の2階建

新穂高温泉駅と西穂高口駅をつなぐ、日本唯一の2階建てロープウェイ。西穂高口駅屋上の展望台から、北アルプスの雄大な山並みが広がる。初夏の残雪や秋の紅葉など、色彩豊かな景色を楽しめる。

DATA

【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高
【TEL】 0578-89-2252
【営業時間】 8:30～16:00（上り最終、時期により異なる）
【定休日】荒天時、点検期間休
【料金】第1・2ロープウェイ連絡＝大人1700円（片道）、大人3,000円（往復）、小学生850円（片道）、小学生1,500円（往復）／第2ロープウェイ＝大人1,600円（片道）、大人2,900円（往復）、小学生800円（片道）、小学生1,450円（往復）／各種障がい者手帳持参で半額

土庄雄平のおすすめポイント

★ 第1ロープウェイと第2ロープウェイからなるこちら。 2つのロープウェイを合わせた高低差は、1,036mと日本一！その大パノラマは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星として掲載されました
★ 西穂高口駅屋上の展望台では、360度の北アルプスの絶景が広がります。神々しい穂高連峰や、穂先と謳われる槍ヶ岳など、どれも荒々しくも美しい山ばかり。天気が良ければ、白山連峰を遠望できることも
★ 登山をせずとも北アルプスの稜線へ直接アクセスでき、日本でも稀有なスポットです。"日本の屋根"と呼ばれる北アルプスの遥かなる頂へ思いを馳せてみましょう

2スポットめ駐車場まで車約25分

車を停め、徒歩すぐ

SPOT2

源泉掛け流しの秘湯露天風呂

平湯の湯

冬の雪見露天風呂

合掌造りの資料館「平湯民俗館」に併設の、平湯温泉を代表する共同露天風呂。野趣あふれる岩造りの浴槽に、源泉がかけ流しで供給されており、秘湯らしい入浴が楽しめる。

DATA

【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉
【TEL】 0578-89-3339
【営業時間】夏季6:00〜21:00、冬季8:00〜21:00
【定休日】不定休
【料金】寸志（300円程度）

土庄雄平のおすすめポイント

★ 40年以上前に富山県利賀村（とがむら）から移築された合掌造「旧高桑（たかくわ）家」が目印です。その隣に男女別の露天風呂がひっそりと設けられています
★ 泉質は炭酸水素塩泉（ナトリウム－炭酸水素塩・塩化物泉）。鉄分の香りを感じる濁り湯で、訪れる度に色がかすかに違います。とろとろとした気持ちの良いお湯を求めて、全国各地から温泉マニアが訪れています
★ 夏の森林浴、秋の紅葉、冬の雪見露天風呂など、季節ごとに風情が異なるのも魅力。混み合うことが少なく、広い浴槽で思いっきりリフレッシュできるので、筆者も年間を通じて何度も訪れています

徒歩すぐ

SPOT3

飛騨グルメでパワーチャージ

お食事処禄次 ROKUJI

敷地の奥に佇むお食事処

合掌造りの資料館「平湯民俗館」に併設する食事処。以前は、同じ合掌造りの「旧高桑家」で営業していたが、2019年に敷地奥の古民家をリノベーションして新しくオープンした。

DATA

【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯29番地
【TEL】 0578-89-3339
【営業時間】朝6:00〜9:00（春～11月15日まで）、昼11:00〜15:00、夜17:00〜23:00（フードLO22:00）
【定休日】木曜日、不定休
【料金】 1,500円前後

土庄雄平のおすすめポイント

★ 先ほどの「平湯の湯」で温まってから、そのまま隣接するお食事処でお腹を満たせるのがうれしいところ。敷地内の散策と併せて、平湯温泉での時間を満喫することができます
★ 筆者イチオシは「ひらゆマトン定食」です。平湯スキー場で放牧された羊は、肉質が柔らかく、さっぱりとした味わい。シンプルな味付けがお肉のおいしさを引き立て、ご飯がどんどん進みます
★ 春のクレソン鍋など、その時々の限定メニューを味わえることも。個性豊かな飛騨グルメを味わってみてください

2スポットめ駐車場まで徒歩すぐ

車を取り、車約30分

SPOT4

民芸資料館で飛騨の歴史と自然を学ぶ

匠の館森の水族館

巨大イトウが泳ぐ水槽

かわいらしい木曽馬の幸輝くん

思わず見入ってしまう精巧なジオラマ

高山市の文化財に指定されている「田上家住宅」の一部を活用した民芸資料館。飛騨の匠の資料や、昭和30年代の高山駅沿線を再現したジオラマを見学でき、イトウなどの淡水魚を展示する水族館も併設。

DATA

【住所】岐阜県高山市丹生川町根方532
【TEL】 0577-79-2505
【営業時間】 8:00～17:00
【定休日】臨時休業あり
【料金】大人500円、小人（中学生以下）400円

土庄雄平のおすすめポイント

★ 一番の見どころは水族館の水槽。そこには、巨大な淡水魚・イトウがたくさん飼われています。イトウは日本三大怪魚の一つで、幻の淡水魚とも呼ばれ、釣り人が憧れる魚として知られています
★ 昭和30年代の高山駅沿線を再現したジオラマは、なんと朝から夜までの1日の高山の様子を演出する仕様。今と昔の高山を比較しながら眺めるのが楽しいですよ。作者の遊び心が至る所に見られるのもポイントです
★ 「匠の館」は、飛騨の匠の技を受け継ぐ名工により設計建造されました。こちらでは、その建築技術や大工道具などを見ることができます
★ 地元・丹生川（にゅうかわ）には、「両面宿儺（りょうめんすくな）」という飛騨の豪族の伝説が残っていますが、その絵画作品も展示されており、必見です
★ 両面宿儺は、日本書紀によると、一つの胴体に二つの顔があり、手足が各四本ある怪物として恐れられたとあります。しかし、飛騨地方では、彼は武勇に優れ、神祭の司祭者であり、農耕の指導者でもあったといわれ、地域を中央集権から守った英雄であったと語り継がれています