【2023年:滋賀観光で紅葉を満喫】紅葉がキレイなおすすめのスポット18選

2024/03/15

【2023年:滋賀観光で紅葉を満喫】紅葉がキレイなおすすめのスポット18選

夏の暑さも和らぎ、秋が深まってくると行きたくなるのが紅葉狩り。滋賀県は自然が多く、きれいな紅葉が楽しめるスポットがたくさんあります。そして、比較的混雑が少なく、ゆっくりと紅葉観賞を味わいたい方にはおすすめのエリア。お寺で静かに秋を感じたり、紅葉並木を散策したりと、お好みの過ごし方ができるのも魅力です。さらにライトアップされる場所があるので、昼と夜とで異なる表情を堪能してみるのもおすすめ。今回は、そんな滋賀県にあるおすすめの紅葉スポット18選を紹介します。

10月下旬~11月下旬

①比叡山延暦寺

横川 元三大師堂

横川中堂

もみじ横川地域催事会場付近

山々の木が一足早く色づく紅葉狩りの名所

京都と滋賀の県境にまたがる「比叡山」。山全体が寺域であり、「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3地域をあわせて「比叡山延暦寺」と呼びます。比叡山延暦寺の紅葉は市内の平地よりもひと足早く見頃を迎え、特に美しいと評判なのが横川エリア。10月下旬から11月下旬にかけて「もみじ祭り」が開催され、横川中堂、根本如法塔、元三大師堂付近で約3,000本の紅葉を楽しむことができます。
例年の見頃:10月下旬~11月下旬

11月中旬~11月下旬

②旧竹林院

情緒深い庭園で秋の紅葉を味わえる

「旧竹林院」は、かつて延暦寺の僧侶の隠居所であった「里坊」のひとつ。国の指定名勝庭園となっている約3,300平方メートルもの庭園を有しています。園内をかけめぐる大宮川の清流、たっぷりと植えられた樹木、そして手入れの行き届いた苔……。庭園は四季折々、しっとりとした風情を醸し出しています。なかでも11月中旬~下旬が見頃の紅葉は必見。夜にはライトアップされた景色が楽しめます。部屋の中からは、机に反射した外のもみじや庭園の景色が鏡のように美しく映し出されることでも人気のスポットです。
例年の見頃:11月中旬~下旬

③多賀大社

紅葉狩りと一緒に参道のグルメも味わおう

「お多賀さん」の名前で古くから親しまれてきた、天照大御神の親神を祀る近江国第一の大社。延命長寿や縁結び、厄除けの祈願などにご利益があるといわれています。入口の御神門をくぐると、正面には重厚感のある本殿が。境内や太鼓橋の周辺では、11月中旬頃から紅葉が見頃を迎えます。見どころは、社務所や鐘楼の周辺の鮮やかなもみじ。また、境内の近くには休憩処や参道には食事処が並んでいるので、ぜひグルメも楽しみながら紅葉狩りを堪能しましょう。
例年の見頃:11月中旬~下旬

④安土城跡

紅葉を観賞しながら安土の歴史を感じる

「安土城跡」は、1576(天正4)年に織田信長が天下布武の拠点とした安土城の城跡で、標高約199mの山にある国指定の特別史跡。本能寺の変後に焼失し、現在残る石垣や天主跡、本丸跡の礎石などが歴史を物語っています。城跡は広いため、1周したい方は1時間ほど余裕を持って訪れるのがおすすめです。入り口すぐの大手道や摠見寺の三重塔周辺では、もみじやイチョウが色鮮やかに紅葉します。琵琶湖の眺望を楽しめる天主台跡にもぜひ立ち寄ってみてください。
例年の見頃:11月中旬~下旬

⑤百済寺

「日本の紅葉百選」にも選ばれている寺院

滋賀県東近江市にある近江最古級の寺院「百済寺」。鈴鹿山系の中腹に位置し、春の新緑から冬の雪景色まで四季を彩ることから、「地上の天国」と称されています。「日本の紅葉百選」にも選ばれている百済寺の紅葉は、11月上旬~下旬が見頃。81ヘクタールもある広大な境内の至るところが鮮やかに色づき、特に本坊庭園の風景は圧巻です。11月下旬には庭園や参道を覆う「散りもみじ」も味わえます。
例年の見頃:11月上旬~下旬

⑥八幡堀

時代劇のロケ地としても知られる紅葉スポット

かつて近江商人の発祥と発展、また町の繁栄に大きな役割を果たしていた「八幡堀」。江戸時代後期には近江国において大津と並ぶにぎわいを見せたといわれています。戦後は陸上交通の発展に伴い廃れ、埋め立ての予定もありましたが、保存再生運動により復活。今でもお堀に沿って、土蔵や旧家が立ち並び、華やかだった当時の様子をよく伝えています。近年は観光名所として整備され、時代劇のロケ地としても有名となりました。11月中旬~下旬には、お堀沿いの木々が美しく色づき、紅葉スポットで知られています。遊歩道から、水面や旧家の白壁に反射するイチョウやもみじを眺めるのがおすすめ。
例年の見頃:11月中旬~下旬

11月中旬~12月上旬

⑦日吉大社

紅葉並木を散策してフォトジェニックな一枚を

比叡山のふもとに鎮座する「日吉大社」は、境内に約3,000本のもみじやカエデの木があり、関西屈指の紅葉名所として有名なスポットです。見頃は毎年11月中旬〜12月上旬。期間中はさまざまな神事や行事が催され、夜はライトアップも行われています。見どころはなんといっても大宮橋から山王鳥居のもみじロード。アーチ状にかかるもみじ並木は、まさに「もみじのトンネル」です。坂を上りきると山王鳥居があり、先に見えるもみじも美しく、フォトジェニックな一枚をカメラに収めることができます。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑧石山寺

国宝建造物と紅葉のライトアップは圧巻

清流瀬田川のほとり、伽藍山(がらんやま)のふもとに位置する「石山寺」。奈良時代から観音の聖地とされてきました。秋には、11月中旬から12月初旬にかけて紅葉が見頃となり、毎年多くの人が来場するのが「あたら夜もみじ」。境内随所で見頃を迎えた 1,000本以上の紅葉と本堂、多宝堂など国宝建造物がライトアップされます。昼は境内一面に広がる鮮やかな紅葉、夜は美しく照らし出された紅葉と建造物との幻想的なコラボレーションが訪れる人を魅了。秋の大津の絶景をぜひ楽しんでくださいね。
例年の見頃:11月中旬~12月初旬

⑨彦根城

秋に訪れたら欠かせない「錦秋の玄宮園ライトアップ」

関ヶ原の戦後、徳川家康の命により井伊直継と直孝が20年の歳月をかけ1622(元和8)年頃に完成させた、国宝「彦根城」。城内には国宝の天守をはじめ、太鼓門櫓、天秤櫓、西の丸三重櫓など重要文化財が数多く残っています。紅葉の時期に必見なのが、北側に位置する名勝「玄宮園」。特に「錦秋の玄宮園ライトアップ」は彦根の晩秋を代表するイベントで、庭園内の黄や赤に染まった木々が水面に映り込む様子は、幻想的な美しさです。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑩大瀧神社

清流ともみじを灯す幻想的なライトアップ

滝の近くに鎮座する「大瀧神社」。御祭神のタカオカミ、クラオカミは、雨をつかさどり、水脈を支配して農作物が繁茂するよう恵みを授けるとされています。神社に面する犬上川の清流は、約10mもの落差を流れ落ちながら奇岩怪岩の間をうねっていきます。参道周辺のもみじが真紅に染まり、見頃を迎えるのは11月中旬~12月上旬。期間中は、犬上川の景勝地「大蛇の淵」周辺がライトアップされるので、清流と紅葉の幻想的な景色を堪能してみてください。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑪胡宮神社

参道のもみじのトンネルが特におすすめ

足下に名神高速道路を見下ろす眺めの良い丘の上に立ち、寿福・延命に御利益があると伝えられている「胡宮神社」。境内の銅製五輪塔は、国指定の重要文化財です。こちらの神社は紅葉スポットとしても有名で、11月中旬~12月上旬には境内全域のもみじが真っ赤に染まり、美しい景観を見せてくれます。もみじのトンネルに出合える参道や日没から21時頃までライトアップされる景色が特におすすめ。名神多賀サービスエリアより、美しい自然林を散策しながら訪れることもできます。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑫金剛輪寺

「血染めの紅葉」とも呼ばれる紅葉の名所

奈良時代の中期、聖武天皇の勅願により行基が開山した「金剛輪寺」。秘仏本尊聖観世音菩薩を行基が彫る際、木肌から一筋の生血が流れ、観音に魂が宿ったという言い伝えが残されています。秋には全山が深い赤と黄色に彩られ、「血染めの紅葉」とも呼ばれる紅葉の名所です。「日本の紅葉名所百選」のひとつにも数えられており、本堂周囲や庭園内には絶景が広がります。
例年の見頃:11月上旬~12月上旬

⑬永源寺

鐘楼(紅葉ライトアップ)

昼と夜とで異なる表情を味わう

瑞石山(飯高山)と愛知川(音無川)の山中に静かに佇んでいる「永源寺」。境内は、11月中旬からヤマモミジを中心とする木々が色付き、11月下旬頃にピークを迎え、12月上旬まで鮮やかな赤や黄色に包み込まれます。紅葉期間中、夜はライトアップされ、昼間とはひと味違う幽玄な雰囲気を楽しむことができますよ。また早い時期に色づく表参道料金所付近や、県指定文化財に登録されている山門を覆うような紅葉が見どころです。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑭教林坊

吸い込まれそうな美しさを醸す

605(推古13)年に聖徳太子によって創建された「教林坊」。寺名の「教林」は太子が林の中で教えを説かれたことに由来しています。竹林に囲まれた約2,000坪もの境内に 300本を超えるもみじの大木が植えられており、例年11月中旬~12月上旬に美しく色づきます。特に、敷地内の池に映るもみじは眺めていると、そのまばゆさに吸い込まれるよう。総門からの参道や庭園から本堂を眺めるのもおすすめです。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑮常楽寺

紅葉と三重塔を一枚に収めよう

紅葉と国宝の古刹「常楽寺」。山門に続く境内の木立の参道奥に、国宝指定の和様の大きな本堂がどっしりと立ち、古寺らしい落ち着いた佇まいを見せています。本堂横の石段を登ると、優れた形姿の三重塔があり、背後の樹林と美しく調和。11月下旬~12月上旬になると、これらの木々が鮮やかに色づき、紅葉と三重塔は絵になる景観で訪れる人を魅了します。境内を散策しながら、写真映えするシーンを探してみてください。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬

⑯長壽寺

特別イベントも多彩に開催

「長壽寺(ちょうじゅじ)」は、阿星山の北東ふもとにあり、地域では「東寺」と呼ばれる天台宗の古刹です。奈良時代、良弁僧正によって建立された勅願寺で、現在は国宝に指定されています。秋になると、参道や鐘楼周辺のもみじやイチョウが色づき、趣のある佇まいが楽しめます。見頃は11月中旬~12月上旬。11月10~30日には「長壽寺」を含む「善水寺」、「常楽寺」の3つの国宝寺院で「国宝湖南三山紅葉めぐり」が開催され、各種特別イベントを実施予定です。タイミングが合えば、こちらもぜひ訪れてみてください。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

⑰善水寺

紅葉とともに歴史ある建造物や仏像が見学可能

湖南三山のひとつに数えられる「善水寺」。琵琶湖の南に位置し、山号でもある岩根山の中腹にいだかれるように佇んでいます。11月中旬~12月上旬には、美しい紅葉とともに国宝建築や国の重要文化財である仏像の数々が見学可能に。11月10~30日に開催される「国宝湖南三山紅葉めぐり」では、例年紅葉のライトアップが行われています。昼とは違う凛とした雰囲気を味わってみてください。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬

11月下旬~12月上旬

⑱メタセコイア並木

時間帯や気象条件、見る角度で異なる表情が味わえる

県道小荒路牧野沢線に、約2.4kmに渡りメタセコイアが約500本植えられた「メタセコイア並木」。遠景となる野坂山地の山々とも調和し、素晴らしい景観を形成しています。メタセコイアは、中国原産、スギ科メタセコイア属の落葉高木。セコイアにその姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名付けられました。1994(平成6)年には読売新聞社の「新・日本街路樹百景」に選定され、注目を集めています。特に11月下旬~12月上旬に見頃を迎える秋の紅葉は絶景。時間帯や気象条件、見る角度等により、違った景色を堪能することができます。
例年の見頃::11月下旬~12月上旬

おわりに

秋の滋賀は、寺や神社と紅葉のコラボレーションのほかにも、もみじのトンネルの散策や昼とは違う味わいのあるライトアップイベントなど、さまざまな楽しみ方が可能です。混雑を避けて、ゆっくりと紅葉狩りを堪能したい方はぜひ、秋の滋賀県を訪れてみてください。

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.