温泉水1kg中の溶存成分(ガス成分を除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものが単純温泉。やわらかな肌触りで、肌への刺激が少ないのが特徴です。このうちpH8.5以上が「アルカリ性単純温泉」で、湯上りに肌がすべすべとした感触になるため、“美肌の湯”と呼ばれています。ほぼ全国各地にありますが、代表的な温泉地には岐阜県の下呂温泉、愛媛県の道後温泉などがあります。
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、筋肉痛、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、 糖尿病、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、 痔の痛み、疲労回復、健康増進など
浴用:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
赤ちゃんやお年寄り、妊婦さん、敏感肌さんでも気軽に入れることから“家族の湯”と言われることもある単純温泉。刺激が少なく、ゆっくり浸かって体を温めることができるこの温泉は、自律神経不安定症や不眠症、うつ状態など心の病にも効果があるとされています。
pH7.5以上は「弱アルカリ性単純温泉」、pH8.5以上は「アルカリ性単純温泉」に分類され、通称“美人の湯”と呼ばれています。pH値が高いほど角質をとる働きは強くなり、肌のゴワつきやざらつきを軽減し、くすんだ肌を透明感のある肌へと導きます。
単純温泉は、いわゆる温泉独特の硫黄臭などは一切なく、無色透明。肌に優しいので、じっくり浸かって体を芯から温めましょう。湯あたりもしにくいので、普段湯船に浸かる習慣のない人にも安心です。筋肉疲労や冷え性を改善するにはもってこいの温泉です。