- 1泊2日
- 1日目
岩手・平泉の世界遺産へ。おくのほそ道を巡って震災復興を祈る旅
- 平泉、東山、陸前高田(岩手県)
- 予算:60,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2023/10/24
世界遺産の平泉は、平安時代末期に一世を風靡した奥州藤原氏が、仏教の浄土思想を基にして造った都。また、あの松尾芭蕉が「おくのほそ道」で訪れたエリアでもあります。そんな平泉を、当時の栄華に思いを馳せながら巡ってみませんか? 最後には東日本大震災の国営追悼・祈念施設も訪れます。
無量光院跡
奥州藤原氏三代秀衡によって造営された寺院の遺跡。宇治平等院鳳凰堂を模して建立された阿弥陀堂と、その周囲を取り巻く池を中心に伽藍が構成されている。奥州藤原氏滅亡後、伽藍が消滅・荒廃し、池は水田化したが、遺跡は良好な状態で保存されている。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ こちらは、世界遺産委員会が「池泉・樹林・金鶏山山頂と関連して仏堂を周到に配置することにより実体化した理想郷の光景」として、高く評価されました
- ★ 現在は池が復元されている程度。当時の繁栄をどれだけ想像できるかはあなた次第!
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 今後、世界遺産「平泉の文化遺産」が拡張登録される可能性があり、こちらはその可能性を秘めた遺産です
- ★ 県と一関、奥州、平泉3市町の関係者は、「平泉の文化遺産」拡張登録を目指す資産を「柳之御所遺跡」のみに決定しました。今後の動向に注目!
- ★ 現在は建物などはなく、遺跡のみ。遠くまで見通せるため、遺跡の広さが一目瞭然。各所に設置されたパネルに動画を読み取るQRコードがあり、当時の様子をバーチャルで見ることができます
金鶏山
奥州藤原氏がその山頂に経塚(きょうづか:経典を土中に埋納した塚)を営んだ信仰の山。東麓には「蔵王権現堂跡(ざおうごんげんどうあと)」の伝承を持つ「花立廃寺跡」がある。「毛越寺(もうつうじ)」「観自在王院跡(かんじざいおういんあと)」「無量光院跡」の3つが金鶏山に焦点を合わせており、その存在が平泉の大きな特徴として世界遺産委員会から高く評価された。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 世界遺産の構成資産「金鶏山」。こちらは、奥州藤原氏3代目の藤原秀衡(ひでひら)が一晩で造った人工の山との説もあります。傾斜がきついため、足腰の弱い方はご注意を。体力に自信のある方はぜひ登ってみて!
- ★ 山の麓には源義経の妻や家族の慰霊墓も。山頂からは木々の間から平泉の景色を楽しめます
高館・義経堂
仙台藩主第四代伊達綱村(だてつなむら)公が義経を偲んで建てた「義経堂」。中には義経公の木造が安置されている。高館(たかだち)からの眺望は平泉随一といわれ、俳人・松尾芭蕉が俳句を詠んだ場所でもある。東には北上川、束稲山(別名・東山)の眺望が広がる。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ こちらも世界遺産の構成資産。西からは衣川が北上川に合流しています。衣川は「前九年・後三年の役」の戦いの場であり、「弁慶立往生」の故事でも知られる歴史的な川です
- ★ 現在の「義経堂」および「高館」は、「毛越寺」の飛地境内となっています
- ★ 丘の上にあるので、歩きやすい靴がおすすめです
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 平泉式のわんこそばは、そばの入った椀が12杯お盆に並んだ状態で提供されます。これを「一重(ひとがさね)」というそうで、お盆が一枚であるため、そう呼ぶのだそう
- ★ そば以外にも、御膳についてくる薬味(おろし+山菜+キノコを細かく切って和えたもの)や天ぷら、デザートなども、とにかく絶品!
中尊寺
嘉祥3(850)年、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡(きよひら)公によって大規模な堂塔の造営が行われた寺院。東北地方で続いた戦乱「前九年・後三年合戦」で亡くなった多くの霊を敵味方の区別なく慰める仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)として存在。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ こちらも世界遺産の構成資産です。藤原清衡の仏国土への想いが具現化された黄金の御堂。一見の価値ありです
- ★ 「白山神社」内の能舞台は一度焼失して伊達藩が再建。この舞台を使った能舞は、大正19年に豊臣秀次とあの伊達政宗が観覧した時から現在も続いているそう
- ★ お土産には揚げ饅頭がおすすめ。甘めのこし餡と揚げた衣が絶妙に合う!
平泉文化遺産センター
平泉の文化遺産の魅力をパネルや映像などで紹介するガイダンス施設。「中尊寺」や「毛越寺」の観光の前に見学すると、より理解が深まる。展示室では、平泉で藤原氏が隆盛を極めるまでの軌跡を、展示資料やジオラマでわかりやすく説明。映像や音声を交えた紹介も。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 町内から出土した遺物も展示されており、歴史を裏付ける資料として確認できます
- ★ 世界遺産・平泉で古寺巡礼をするなら、絶対訪れたい場所!
観自在王院跡
奥州藤原氏二代基衡の妻が造営した寺院の遺跡。大小二棟の阿弥陀堂跡の前面に、舞鶴池を中心とした浄土庭園が広がる。近世までに往時の堂塔をすべて失い、庭園も荒廃して後には水田化したが、遺跡発掘調査に基づいて伽藍遺構と庭園の修復・整備が行われた。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 世界遺産の構成資産。世界遺産委員会は、観自在王院跡が「毛越寺」「無量光院跡」とともに「現世における仏国土(浄土)の象徴的な表現として造営された」資産であると高く評価しています
- ★ 観自在王院跡は、南北道路を介して西側の「毛越寺」に接しています。藤原二代基衡(もとひら)が建立の「毛越寺」と、その妻が建立した「観自在王院」。2つの寺院が並び、その向こうに「中尊寺」を遠望する当時の景色は、想像を絶する壮観さであったに違いない!
毛越寺
慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営された。往時には堂塔40、僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれている。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭い、すべての建物が焼失した。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ こちらも世界遺産の構成資産。「秋の藤原まつり」期間中は、国重要無形民俗文化財「延年の舞」が美しい紅葉の下に繰り広げられます。藤原四代公報恩法要や鹿踊り、神楽などの郷土芸能も披露されますよ
- ★ 毎年5月の第4日曜日に開催される「曲水の宴」。 遣水(やりみず:池泉庭園に設けられた川のような部分)に盃を浮かべ、流れに合わせて和歌を詠む、平安時代の優雅な歌遊びです。その時期に合わせて春に訪れるのもおすすめ
- ★ 6~7月の「あやめ祭り」も人気です。「大泉が池」周辺の約3000平方メートルの花菖蒲園に、300種3万株の花菖蒲が咲き誇ります!
世界遺産の隠れ宿 果実の森
世界遺産平泉への玄関口、一関市の高台に位置する、2018年11月にオープンの「世界遺産の隠れ宿 果実の森」。春・夏・秋は、目の前の畑でフルーツ狩りができるのが魅力のひとつ。また、17種類の湯処を備える姉妹館の「山桜 桃の湯」とは廊下でつながっているので、湯巡りするのもおすすめ。
あけひとみのおすすめポイント
- ★ 採れたての有機野菜など、豊かな岩手の食材をふんだんに活かした料理が堪能できます!
- ★ 客室は全室檜風呂付き。一部の客室は露天風呂付きで、源泉掛け流しの湯を満喫できます。ゆっくりとお湯に浸かって歩き疲れた身体を癒やし、次の日に備えよう♪
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- 予算:90,000円~
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